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小さい頃、母にしてもらいたかったことをつづった手紙

子育てをしながらずっと違和感があった。


わたしって愛されてるのかな?
大事にされてるのかな?


ずっと自分に自信がなくて
それは何故なんだろうと思っていた。


子どもが不登校になったとき
インナーチャイルドの癒しセラピーを受けて
母に手紙を書いた。


それが実家にあるのを発見して
兄に見つからないように
持って帰ってきた。


捨てようかと思ったけれど
読んだら、あったかい気持ちになったから
ここに記しておこうと思う。


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お母さん、今までありがとう。
わたしを産んでくれてありがとう。
育ててくれてありがとう。


これからお母さんへ
わたしが伝えられなかったこと
伝えるのが難しいと諦めていたこと
我慢して言えなかったこと
わたしが思っていることなどを
素直に伝えたいと思います。


お母さんは、
どうか、わたしが話し終わるまで
途中で遮らないで最後まで
黙って聞いて欲しい。


お母さんへ
わたしは小さい時に
言えなかった望みがありました。


お母さんにお兄ちゃんと同じように
大切にしてもらいたかった。


いつもニコニコ励ましてもらいたかった。
元気がないときに頭を撫でてもらいたかった。


頑張ったねと褒めてもらい、
大丈夫だよと声を掛けてもらい
抱きしめて欲しかった。
ごめんねと謝ってほしかった。


悲しくて辛くて苦しかった。
どうせ聞いてもらえない、話して貰えない
分かってもらえない、優しくしてもらえないと思って
だったら、我慢するしかない
もう話しかけたり相談しないと思った。


でも、落ち着いて思い返すと
お母さんは沢山わたしに愛情を注いでくれた。


色々なことをしてくれたよね。
小さい頃に良く、旅行に連れて行ってくれた。
七五三のときに着物を着せてくれて
ずっと来ていたいと駄々をこねたら
襦袢のまま、いさせてくれたよね。

外食にも沢山連れて行ってくれたね。
わたしは迷子によくなり、
困らせたこともあったね。
コロッケや餃子を一緒に作ったり
おいしいごはん、嬉しかった。


野菜が苦手なときに
キャベツとハムを刻んで
ご飯に入れてくれたピラフ美味しかった。
高校生のときには毎日お弁当をありがとう。


わたしが結婚してからは、
毎日のように来てくれて
子育てを手伝ってくれて本当にありがとう。


一人でどうしたら良いか分からず
沢山頼ってしまったわたしを
いつも助けてくれて本当にありがとう。


結婚してから感じたけれど
産まれた環境と違う中でお母さんは
文句も言わずにうちのやり方に習い、
皆のために尽くしてきて
すごいなぁと思ったよ。


わたしにはきっと出来ないなぁと本当に思います。


わたしは自立できていないところが沢山あり、
お母さんには頼ってばかりいたけど、
これからは自分で目の前にあることに
ひとつひとつ立ち向かっていこうと思います。


頼りなく思うかもしれないけど
わたしを信じて見守っていてください。


最近、心の勉強を沢山して分かったのだけど
わたしは人に遠慮してしまう所があるようです。


これからは自分が思っていることを
上手く相手に伝えられるように、
工夫して伝えたり
ネガティブに考えないようにしようと思っています。


お母さんはお父さんとお兄ちゃんと
三人で暮らしていて、
女の人一人だから
家を切り盛りするのは大変だと思うけれど


おかあさんという存在は明るく太陽のような
存在でいると良いそうです。


お兄ちゃんもお父さんも気難しいところがあり
お母さんも大変だと話していたことがあったよね。


大変かもしれないけれど、
一度しかない人生を楽しんで。


たまには好きなことをしたり、
息抜きしたり
何か言われた時も笑い飛ばして
元気に過ごしてね。


目の前にあることは、
たいしたことがない、大丈夫
どうにかなると思うと


わたしは気持ちが緩んで、
家族のサポートをするのが
少し楽になりました。


わたしも色んなことがあり、
毎日泣いてばかりいたら
子どもも体調を崩したり、
学校へ行けなくなってしまったので


基本に立ち返り、
太陽のような存在になれるように
今、努力しているところです。


子育てすること、
お母さんでいることが
大変だ、苦しいと思うと辛かったけれど、


お母さんは楽しい!
子供たちの成長に気付くと
可愛くて仕方がないと思えて
楽しくなってきました。


今までたくさん手伝ってもらったから
お母さんが何か困ったことがあれば
わたしも少しずつ出来るようにしていくね。
今まで本当にありがとう。


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