【開催報告】秩父夜祭・御神幸行列のこれからを考える(しあわせ未来会議)を開催しました!
10月9日にArea898にて「秩父夜祭・御神幸行列のこれからを考える」を開催しました。
横瀬町しあわせ未来会議とは、みなさんが考える「やってみたいな」「あったらいいな」をカタチにするためのワークショップです。
秩父夜祭・御神幸行列の継承のために新たに立ち上がった「秩父夜祭御神幸行列横瀬町実行委員会」の活動をしあつく基金で支援するために、熱意あるメンバーが集まり、現状の課題や今後の取り組みアイデアについて語り合いました。その様子をレポートします!
秩父夜祭・御神幸行列とは
京都の祇園祭、飛騨の高山祭とともに日本三大曳山祭りのひとつに数えられる秩父夜祭。
華やかな側面もありますが、秩父夜祭は秩父神社の神事で、秩父神社の女神である妙見様と武甲山の男神である龍神様が年に一度(12月3日夜)、逢引きする祭りといわれています。
そのなかで、女神である妙見様が神社を出て、お旅所まで御渡りし、武甲山の男神である龍神様に会うのが御神幸行列です。
御神幸行列は神の依代となる大榊を先頭に、猿田彦や日月提灯、楽人、氏子町のお供物と高張提灯などが続く総勢200人以上の行列で、笠鉾や屋台を引き連れてお旅所に向かいます。
高張提灯には、秩父地域の各地区の名前が書かれていますが、現在でほとんど秩父市内の地名で、唯一「横瀬」が秩父市外の地区で名を残しています。
毎年、横瀬町の代表として、高張提灯一対(2人)、御供物背負(2人)と先頭を歩く提灯1人を含めて4~5名程度が参加してきました。
このように、御神幸行列は「横瀬」の名を冠して練り歩く貴重な機会ですが、近年は人手不足や財政的負担の増加などにより継続に課題が見えてきていました。
そこで、地域全体を巻き込んで持続的な体制をつくっていくために新たにつくられたのが秩父夜祭御神幸行列横瀬町実行委員会です。
現状と課題、今後の展望
●御神幸行列の意義とは?(参加する町の皆さんの視点からみた秩父夜祭御神幸行列はどんなものか?)
●現状の課題は?
●次世代につなげていくために今後必要なことは何か?
ディスカッションの中では、この3点をポイントに話し合いました。
このイベントには、秩父夜祭・御神幸行列に様々な立場で関わる方々14名に集まっていただきました。
実際に御神幸行列の運営にかかわってきた方、これから関わっていきたい方、横瀬や秩父に愛を持って盛り上げたいと考える方…それぞれの視点からのご意見が重なり合い、この場だからこそできる話し合いになっているのではないかと感じました。
この回でのご意見を受け止め、これからの活動の継続や仲間集めを目指し、プロジェクトに取り組んでいきます!