専門性

最近はさまざまな方がさまざまな専門性を自由に肩書きとして使用していることが多いですね。

〇〇専門家、〇〇セラピスト、健康〇〇なんちゃら。

専門性を主張されると馴染みがない素人の方々は、
えっ?
、と思いつつも専門性をうたっているからその道のぷろなのだろうと思いますよね。

私も自分の専門以外は、へーそうなんだ?なんて思うこともしばしば。

皆さんが自由に発信してくれるものをいろいろな手段で見られるようになった昨今、その情報の真偽や信憑性を確認するのがなかなか大変です。

与えられた情報に対して、昔テレビを観ていてテレビは嘘をつかないと信じきっていた純粋なあの頃のように信じ切るか、それとも出回っている情報を全て疑ってかかるか。

全て話半分がちょうど良いのかもしれません。

私が関わっている健康の分野に関してだけ言えば、同じような内容のことを言い方を変えて興味を引く商業的なものが数多くありますね。

健康産業は皆さん興味があるのである程度お金になりますから皆さんこぞってお金を落としてもらおうと必死にPRします。

ただ製品などはアレルギーになるかならないか、効果がどれほどのものか個人差もそれほど大きな問題にはならないと思いますが、施術などは技術、経験、知識を必要とするものは差が大きく出ます。

人の体に触れて施術を行うことを軽んじる時代になったと感じています。

人は誰しも最初は初心者ですが、人の体に触れて施術を行うことに対して意識がとても希薄になっています。

代表的なものは骨をポキポキと鳴らすような施術です。

施術をして骨の音がするということは無理な力が加わっている証拠です。

無理な力が加わるということは組織を破壊する行為に繋がりやすいということです。

筋繊維の破壊、関節の破壊、神経、血管の損傷などあらゆる危険性を含んでしまいます。

アメリカの国家資格であるカイロプラクターも音を鳴らすことは危険であると言っています。

体をスッキリさせるために体に害をなす施術を行うことは本末転倒です。

特に外部の力で傷つけられた神経損傷は元に戻りません。

体が楽になるために普通の日常生活を行えなくなる可能性を秘めた施術は行うべきではないし、受けるべきでもありません。

昭和の時代に流行った整体、日本におけるカイロプラクティックが今日、目にすることが少なくなった理由はリラクゼーションとして整体、日本におけるカイロプラクティックが事故を多数起こしてきたからです。

その記憶が薄れてきたのか最近は動画などでも骨を鳴らす場面を目にするようになりました。

得意気に骨を鳴らしている動画を私も多数目にしました。

危険極まりないですね。

もちろん整体やカイロプラクティックを非難するわけではありません。

骨を鳴らすというパフォーマンスを誇示するのではなく安全性を踏まえて明確な意思と責任を持って施術を行なっていただければと思います。

健康になりたい人の健康を害すことなどあってはならないことです。

私も自己満足ではない専門家を目指したいものです。

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