【相棒だった愛車との素敵な想い出の日々】
現在、週1回のペースでnoteを書いています。
正確には毎週火曜日にnoteを更新する…のを目標にしています。
先週のnote、"愛"について書こうと思ったら1番不得意な分野でどうにも執筆が進まず、結局更新できたのは土曜日でした。
普段あまり人に話さない自分の内側の部分と向き合って、言葉にするのは、なかなかに大変な作業ですね。
というわけで火曜日があっという間にやってきて、また今日も書いているわけです。
今週は愛は"愛"でも愛車"アイちゃん"のお話し。
昨年12月20日。
14年間を共に過ごした愛車とお別れをしました。
私は彼女(多分女の子)のことを、"アイちゃん"と呼び(三菱のiという車種だったもので)数え切れない程沢山の場所へ一緒に行きました。
そもそも私、運転免許を取得したのが少し遅かったもので、このアイちゃんが初めての車。
免許を無事取得して浮かれ気分のまま、車のことなど何もわからないままに車屋さんを訪れ、まるで宇宙船のような見た目に一目惚れをし即決しました。
こんなに長い付き合いになるとはその時は夢にも思わず。
好きな音楽を聞きながら、自分で運転をして、好きな場所へ行く。
それがどんなに素敵なことなのか、アイちゃんに出逢うまで私は知らなかったのです。
宇宙船のようなアイちゃんに乗り込むと、まだ見ぬ世界へワープできるような気になりました。凄く嬉しいことがあった時も、凄く悲しいことがあった時も、どんな時でもいつも一緒でした。
辛い時には海とか森とか綺麗な景色の観られる場所までドライブが私達の定番。
笑ったり泣いたりしながら日々を過ごす、私を見守り寄り添ってくれていました。
只、どんなに大切に乗っていても、年月が経つにつれいろいろと支障は出始めるもので…
途中からはメンテナンスをしながらのお付き合いとなりました。
そんなアイちゃんと私の暮らし、11年が経った頃、私達は更なる大冒険をすることになります。
屋久島に移住することになり、島根から海を渡って屋久島まで。その移動距離約800km!!
人で例えたら多分かなり高齢のアイちゃん。
老体に鞭打ってどうにか私を屋久島まで連れて行ってくれました。
屋久島でのアイちゃんとの生活はこれまた大冒険。どこに行くのも一緒で観たこともなような綺麗な景色を沢山観ました。大自然の中で颯爽と走るアイちゃんは、何処か若返ったような印象すらありました。
2年間の屋久島大冒険を終え、また共に島根に戻ることになった私達。
沢山の荷物を積んで一生懸命走ってくれました。
一緒に海を渡れたことは最高の想い出です。
島根に戻ってから、もう一緒に過ごせる時間は長くないとわかっていながら、あまりにも思い出が多すぎてなかなか現実を受け入れられないままに日々が過ぎていきました。
それでも残酷にもお別れの日はやってきてしまったのです。
家族やお友達にも沢山乗ってもらって、みんなからアイちゃんと呼んでもらって。
とっても愛された車だったと思います。
本当に沢山の時間を一緒に過ごし、お別れしてから暫くの間は大失恋でもしたかのような喪失感でいっぱいでした。
こんなにも大切な存在だったのだと。
私は大切にしてあげられていたのだろうかと。
アイちゃん、
素敵な場所へ連れて行ってくれて、
沢山の素敵な思い出を作ってくれて有難う。
最高の相棒でした。
本当に有難う。長い間お疲れさまでした。
ゆっくり休んでね。精一杯の愛を込めて。
車1台のことで大袈裟だと思われるかもしれませんが、私にとっては凄く大切なことだったので…
ようやく気持ちの整理がついて、今回はこのお話しを書きました。
最後までお読みくださり有難うございました。
また来週火曜日に。
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