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Photo by
snafu_2020
上りホーム
君に見せた初めての涙は
上りホームで乾くことはなかった
下り電車を待つ君の姿は
いつもよりも小さく感じた
離れていく距離
締め付けられる感情
決して結ばれることのない赤い糸
もう少し早く気づいていたらなんて今更そんな言い訳はしたくない
価値観の歪みから生まれた話し合いは
全ての言葉に重みがあった
「今までありがとう」
通過する上り電車
もういくつ見送っただろうか
君と一緒に過ごしたたくさんの思い出を
駅の喧騒で掻き消すことはできそうになかった
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