見出し画像

世田谷区総合教育会議に参加しました!

こんばんは、しおりです!
本記事では、2023年7月1日に参加した「世田谷区総合教育会議」の感想をシェアします🌻

「世田谷区総合教育会議」とは・・?

平成27年4月1日から施行された「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」に伴い、区長及び教育委員会が、教育の基本的な枠組みとなる教育大綱や、教育政策の方向性について協議、意見交換を行う場として、「世田谷区総合教育会議」を設置しています。

世田谷区総合教育会議|世田谷区ホームページ

「教育大綱」とは…?

平成27年4月1日から施行された「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」に伴い、世⽥⾕区「教育、学術及び⽂化の振興に関する総合的な施策の⼤綱」(以下、「教育大綱」という)を定めることとなりました。
 総合教育会議で協議のうえ、教育⼤綱(平成27年5月策定)は「第2次世⽥⾕区教育ビジョン・第1期⾏動計画(平成26年3⽉)」における「教育目標」、「基本的な考え方」、「基本方針」、「施策の柱」をもって構成することとしました。
「第2次世⽥⾕区教育ビジョン・調整計画(令和4年3⽉)」が策定されたこともあり、総合教育会議で協議のうえ、教育大綱の一部改定(令和4年7月改定)を行いました。

世田谷区総合教育会議|世田谷区ホームページ

今回の「令和5年度第1回総合教育会議」について

テーマ>
1.新たな学びの実践に向けて
2.教育大綱(素案)について

1.新たな学びの実践に向けて
株式会社SPACE CEOの福本理恵さんによる講演にもとづく意見交換会でした。講演テーマは「一人一人の個才が輝く時代」✨

2.教育大綱(素案)について
議論する様子を市民に公開するのは今回が初めてだそうです!!
今回は令和5年3月(ついこないだですね)の世田谷区基本計画審議会で審議された素案をもとに議論が進みました。

傍聴なので私は発言する機会はなかったのですが💦事前にアンケート用紙が配られまして、福本さんの講演に関する質問や、教育大綱に入れてほしい内容に関して意見投稿できました。

私が傍聴に行った経緯

私の推し議員である世田谷区議・おのみずきさんからこの会議について聞きました。
私自身世田谷で育ちましたし、教育格差是正にはかねてから関心があったため、会場で傍聴することにしました!
みずきさんが会場に行くといってたのも理由のひとつです😙

良いなと思った&学びがあった点👍

一人ひとりの「個才」を伸ばす学びへ!

従来の全員一律、テスト重視の学習ではなく、子どもの「個才」を伸ばす学びへ転換する方向で話されていました。
参考例として、株式会社SPACEが、鎌倉市の不登校児を対象に実施した「かまくらULTLA」の紹介がありました。詳細はリンク先をご覧ください。
特に良かったのは「子ども一人ひとりに寄り添った教育は、学校になじめない子だけでなく一、般的に良い子と言われるような子どもも対象とすべき」という趣旨の発言があった点です。
すべての子どもの個才が重視されて、「学び=楽しいもの」を当たり前にしたい!

私の学生時代は、画一的な詰め込み学習に偏っていました…
テストにむけてとにかく知識を詰め込み、それなりの点数はとっていましたが、テスト数カ月後にはほとんど覚えていません。
あんなに頑張って勉強したのに、学んだ内容は何も残らなかったなあと、今になって虚しいです。

唯一突き詰めた学びができたと感じるのは日本史。小学生の頃から古代史オタクで、たくさん本を読んだり、ネットで検索していました。当時の遺跡を巡る旅にも行きました。
当時歴史にのめり込めたのは、同じく歴史オタクだった父が本を買ってくれたり、旅行に連れていってくれたからです。
環境に恵まれていたと思います。

これからの子どもたちは、生まれた環境に左右されず突き詰めた学びを楽しめますように❤

もうちょっと頑張ってほしい!と思った点💪

大人の意識改革、やる気ある…?

教育方針の転換には、大人や保護者の意識改革が必要だという認識をみなさんもたれていました。
しかし彼らの意識を変えるためにどうするのか、という話はまったく議論されず…!
ネックになる部分だからこそ、真剣に議論する必要があるのではないでしょうか?

多様性についてもっと議論してほしかった…

多様性について、話題にはありましたが、教育委員1名が生物学的に云々…と壮大なテーマで語っただけにすぎず、今ある課題や目指すべき未来像について、具体的な議論はありませんでした。

先月LGBT法案が成立したので、性的マイノリティ理解についても話題にあがるかと思いましたが全くなし…。
価値観が形成される時期だからこそ、教育が必要だと思います。
素案には「地域には高齢者や障害者、外国人など多様な方々が暮らしており、多様性を認めあい…」という文言がありましたが、ここはもうすこし幅広く議論してほしい!

教育格差是正には言及なし😱

私がいちばん聞きたかった話題といっても過言でない、教育格差に向けた議論が全くありませんでした…!
世田谷区に格差はないという認識なのでしょうか?
区内児童の約30%が中学受験して私学に行ってしまう…という話がありました。まさに私が通っていた区立小学校がそうです。
一方「〇〇ちゃん(くん)のお家は大変なんだろうな…」と子どもながら感じたことも。
格差、ありますよね??

大学時代、当時住んでいた札幌市のNPO団体に所属しており、経済的に恵まれない、もしくはひとり親の子どもを対象に学習支援ボランティアをしていました。
勉強を教えたり、コミュニケーションをとったりするのは楽しかったのです。
一方で、「これは一時的な解決であり、根本的な解決にはつながらないよな…」と虚しさもありました。

自治体こそ根本的な解決につながる制度・仕組みを作れる場所!
ぜひ力をいれて取り組んでほしいです。

今回、教育格差については全く触れられませんでしたが、区長や教育委員会はどう考えているのだろう?
次の議会で、みずきさんに質問してもらおうかな?

感想まとめ〜主権者教育をしてほしい〜

私は、これからの子どもたちが当事者意識を持って、社会を諦めることなく生きてほしいと思います。
「私の力でもっと社会を良くできる!」という実感をもって、学習・行動してほしい。

区の目指す方向は、上記と相違ない印象でした。
しかし実現に向けて、もっと議論すべき点があるのでは?

今後も区の教育政策をチェックして、意見表明やアクションしていきます。

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?