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人は夢がないと生きていけないらしい

何の目的もなく生き続けるのは難しい。
あれになりたいとか、これをやりたいとか。

私の夢って何だっけ?
どうなりたいんだっけ?何になりたいんだっけ?

何も要らないんじゃなくて、
手に入らないなら最初から望まない。

段々、淡々と散々諦め手放してきた夢の残骸は足元に
生きることさえ諦めてしまわないように
唯一握りしめている。

猫と暮らしたい。

なんだかんだと言い訳して、
叶わないと捨て置いてしまうなかで
唯一叶えられそうな夢。

ここから動けなくて、動きたくなくて、どこかに行っても帰る場所がないから。
帰る場所は自分で作って、自分で守らなきゃいけない。

そこに居てくれたなら、それを生きる理由にできるから。

人のことは信じられなくても
猫のことは大好きだ。

見れば見るほど絶望してしまう現実に、
どうにか縋れるように 必死に

それ以外何も要らないとかじゃないけど
もう他の夢も見られない 今は

そうやってどうにか夢見て生きる。

まだ頑張れるって。

猫の写真を見ながら泣いている。

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