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いとし、小さき人

今日が最後の最後2ヶ月目。明日で3ヶ月になる。

入院2日目も導尿で採尿。小さい体に痛々しかったが、最後まで頑張った。そして採血もあり、さらに治療が始まった。

シリンジで粉薬を飲むのは、大泣きするけど少量なのでなんとかなりそう。

問題は、水分。

腎臓の石灰化を遅らせるため、成分を薄めるための水分。計画に無理があるから減らしてスケジュールを組んでみたが、授乳の合間に80mlを合計4回なんて、到底無理。

初めて母乳以外の水分を口にした我が子は、哺乳瓶の白湯を1ミリも飲まず泣き始めた。

ここで私のゴリ押しが入る。

薬用のシリンジで雀の涙ほどの白湯を口の端から入れていく。泣きながらも呼吸の合間に飲み込んだのを確認すると、ポタポタと入れていった。

それでも20ml。泣いて出た涙で相殺されるんじゃないかという量。80mlには程遠く、これを日に数回なんて心が折れそうだ。

主治医の先生からは、焦らず手を変えてやってみるように提案され、22時台の授乳のあと、23時の水分はアクアライト(赤ちゃん用の補水液)にしてみることにした。

飲んだ量と出た量を知るために、ひたすらベビースケールに乗せたりおむつの重さを測ったりを続けているが、導尿で繋がれていない分、子どもの負担は軽いかな。


今日も気持ちがついていかないまま、ひたすら授乳、計測、検査やお世話、関係者への連絡。ばあちゃんズは心配しまくっているので状況を伝えて落ち着いてもらう。友人には『子ども入院した』と報告すると、仕事の愚痴を送られる事は止んだ。私、暇じゃないんです!!!

とにかく追われているうちに夜になった。

疲れて寝ている、私の大事な小さき人。

本当に、まだ小さい。いとしい我が子。


レアケースすぎて診断名もまだつかないが、どうか治療がうまくいくよう願うしかない。

いとし、小さき人よ。

今度はお乳の後はお白湯じゃないよ、あまいジュースを飲んでみておくれ。



追記

アクアライト、ビタイチ飲まなかった。

水分摂取の治療、無理じゃね???



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