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フランスのお誕生日会はワクワク🎶

お誕生日って幾つになっても嬉しいものですよね。(筆者の場合はう~ん・・・ですが(笑)
特にお祭り好きなフランス人ならばなおの事。

フランスのお誕生日会はお誕生日本人が自宅に人を招いて行うのです。盛大に行われるのは10年目などの節目ですが、お誕生日のある週末にケーキとアペリティフ(食前酒)などを一緒に楽しむ。招待された人はプレゼントを持って行きますが、男性であれば本やCD。女性であればべたですが花束やアクセサリーなどなど。この時に注意したいのは決してケーキは持って行かない事。なぜなら、フランスでは招待した人がケーキは用意するものだからです。
日本では招待を受けた方が持って行くように思いますが、ケーキを持って行かなくてもいいというのは潰れないように工夫したりする必要がなくなるので楽でいいですよね。

そうしてお喋り好きなフランス人達は午後2時位から5時・6時と盛り上がり、それでも足りない人はず~っと居残ってお喋りしているんだそう。このとりとめのないお喋りこそがフランス人の明日への活力!?

大人の場合はこんな感じですが、子供の場合はもう少し手がこんでいるようです。呼びたい友達にそのパーティの1~2週間前位に招待カードを手渡し。聞いたところによるとこのカード、かなりしっかりと出欠の項目や開催場所・時間など書かれているんだとか。日本と違うのはカードはお友達本人に渡すだけではなく、親がお友達の保護者に渡す場合もあり。普段はあまり手を貸さない親でもこんな時は動くんだ。やっぱりフランス人も人の親なんだ~と実感(;'∀')

お誕生日本人の自宅でお友達を呼び、ケーキやお菓子を一緒に楽しみます。この時に気を付ける事、それは招いた側の気配りです。子供は勝手に部屋を空けて覗いたりするので、触られて困るようなものは寝室へ。もちろんカギをかける事は忘れずに!
お誕生日のケーキはチョコレートケーキが主流。日本はバースデーケーキと言うとイチゴのショートケーキが多いように思いますが、なぜかフランスではこのショートケーキが不人気なんだとか。リンゴのタルトも人気です。子供たちだけで食事やデザートを楽しみ、塗り絵や粘土などの遊び・ゲームをしたりもする。日本の場合とそう違わないでしょうか。ただ、親が同席することはなく終了の時間にお迎えに来るのみ。

自宅で行われる場合以外にもジムのあるスペースを使ってアーチェリーを子供たちでやったり、ゲームセンターのような場所でゲームを楽しんだり。
こんなお誕生日会がケーキ付で2時間パックとなっており、お値段約12,000円位!場所や内容によっても異なりますが、大体2時間20,000円位が相場のよう。こんなパックがあるとはさすが、お祭り好きなフランスだなぁ~と感じさせられます。

自宅でも公共の場でも招待された子供はやはりプレゼントを持参。子供の場合はレゴやおもちゃ、jex scociete (板ゲーム)等も喜ばれます。
子供のお誕生日会であってももちろん、大人は同伴なし。なぜなのかはなぞですが、しいて言うならば子供の自立心を養うため?はたまた親が楽をしたいため??(笑)

どちらにしても終わりの時間には親が迎えに行ってはい、お開きとなります。招待する側は最後にチョコレートの詰め合わせたものだったり、グミの詰め物などのプチプレゼントを「感謝の意を込めて」来てくれた人に渡します。
家でパーティをやる際に忘れてならないのがバルーンを飾る事♡この飾りつけに使ったバルーンを持って帰ってもらうのも有り。敢えてお土産として購入したりするのではなく、手作りのもので喜んでもらうというのがフランス流です。

お開きとなってもお喋りが続いている場合はやはり招待した側としては例えお迎えに来たのがパパであってもお茶を出す事は礼儀として忘れずに。

如何でしたか?フランス人はお誕生日を幾つになっても「めでたい事だ」と思っており、それでワイワイしたいというのが本音。私の知り合いの仲良し夫婦のフランス人はお誕生日の旦那様のために家族がオリジナルソングを創って家族で楽器演奏をしたりもありました(^^♪皮肉屋で一見プライドが高そう~なフランス人ですが、お祭り好きであったり家族想いであったりするところは素直にステキだなぁ~と思わずにいられません!

#コラム #フランス #フランス人 #フランス流お誕生日会 #ライフスタイル

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