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フランスの幼稚園給食はまるで3つ星レストラン!

グルメの国フランスの幼稚園は「これ、子供の給食?!」ばりの豪華な給食が出される。とある公立幼稚園では毎月キャンティーンという名の食堂で出されるメニューがチラシで配られるほどだ。

そのメニューが結構すごい。

流石グルメの国フランスと言ったところだが前菜・メイン・デザートまで付きチーズが付く日もあるという。
この幼稚園のある日の給食メニュー

前菜・・・テリーヌor 鶏肉のパテ
メイン・・・鶏肉のラビオリおろしチーズ添え
乳製品・・・クリームチーズの味付きorプレーン
デザート・・・オーガニックのオレンジorりんご
変わり種としてはクスクス・タジン・ガスパチョなども出る日があるというのだから大人までもが行きたくなってしまう。

個人的に驚いたのはある幼稚園では年少さん・年中さん・年長さんと一緒に給食を食べるわけではないという事だ。食堂に園児たちは年少さんから順番に食べ始めるのだとか。年少さんが終わったら年中さん、年長さんという具合にエプロンをつけて食堂の前で列をなす。

じっと待つという事もこういう機会に教えるのだと感心した。

フランスの幼稚園ではAtsemと呼ばれるアシスタント先生が一人ずつ年少さん・年中さん組みには配置されている。クラスで行われる色々な授業やトイレのしつけ、食堂でのマナーなど文字通りアシスタントする事が仕事であるが、子供が悪い事をした時などもこのAtsemによって叱られたりするため結構しっかりと幼少の頃からしつけはなされるようだ。
午後にはお昼寝の時間があるが、日本のようにシーツを持参したりしなくて良いため親は楽である。

ただ子供のお誕生日会だけは親が手作りのケーキを持参しなければならないらしい。

私立幼稚園は費用がかかるため人気ではあるが、実際行かせているのは圧倒的に公立幼稚園が多い。どちらも入学前に園長先生との面談があるため特に私立幼稚園の場合は早めに予約を入れる事が望ましい。

フランスは幼稚園から大学まで全部を公立にすれば無料のため教育費の負担が少なくなる。

「個」を大切にするフランスでは小さな幼稚園の頃からしっかりとした自立を養う教育をし、テーブルマナー的なことまで身に着けさせる。
子供が社会に出た時に困らないように。

それにしてもこんな3つ星級のランチが食べられるんだったら毎日でも通いたい!(笑)

#コラム #フランス #フランス人 #幼稚園の給食 #ライフスタイル

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