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柴垣敏久のニュース速報 NHKに勝訴した3千円テレビ

こんにちは、柴垣敏久です。

NHK(日本放送協会)が映らない装置を付けた場合に受信料を払う必要があるかどうかを争った訴訟の判決で、東京地裁の小川理津子裁判長は6月26日、原告の訴えを認めた。

NHKの受信料の在り方そのものを考え直す必要があるのではないだろうかと思う。NHKの謳う公平、公共な放送とは定義が難しいものだし、そもそも民間の放送業者に対しても表向きは求められている。協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は支払う義務があるというのは無理がある論理である。
NHKの職員も受信設備の設置有無を強制的に確認できるわけではないし、実際払わない人も増えている。不公平な支払い状況下で加入者の間で不信感も生まれている。
今回はフィルターを使ってテレビ内部に受信できないように加工した原告が勝訴したとのことだが、事業者向けにチューナーが内蔵されていない液晶テレビも実際販売されている。NetFlixやHuluなどネット経由でのコンテンツが充実している今、テレビチューナーのない液晶モニターを購入する選択肢も出ており、今後支払わない人はますます増えることが予想される。どう公平性を実現するのか甚だ疑問である。NHKの民営化を具体的に考える時期に来ていると思っているのは私だけなのだろうか。