最近お気に入りの朝食
※写真はイメージです。本文とは関係ありません
最近、あまりにも美味しくて便利でハマっている朝食がある。
そもそも朝食というのは大切だ。
大切なのだが、朝食を作るという習慣が僕にはない。
ご飯を炊いたり納豆を買ってきたりという習慣がない。
いや、大昔はあったのだが、上京してすぐの頃はご飯を炊いては炊いたことを忘れて何日も放置して変色してしまったり、徹夜して昼過ぎに起きてラーメンを食べに行ったりと乱れまくった食生活になってしまってご飯を炊くというのをよほどの機会しか炊かないことにしていた。
今の炊飯器はよくできていて、24時間くらいならほぼ炊き立てに近い状態をキープできる。
いい感じのところで冷凍しておけばまあ朝ご飯炊くの面倒だなという時にレンチンして使える。これはこれでいいのだが、どうしても「冷凍した後にチンした」ご飯以上のものにならない。ちょっと朝食の質が落ちるのである。
もちろん、外に出れば吉野家がある。
一時期は毎朝吉野家に行って朝食を食べていたのだが、昨年の言語道断な事件があってから、吉野家に行きにくい。まるであのおじさんの価値観を肯定しているかのようではないか。
かといって、なぜか近所の松屋はコロナ以降、24時間営業ではなくなってしまった。
頼みの綱はすき家だが、すき家に行くとあの全体的に真っ赤っかな、戦闘的な印象のせいかなぜかカレーを注文したくなってしまう。朝から戦闘態勢
をとるような、そんなマイトガイでもない僕は、朝からすき家に行くというのはよほどの心境の時である。
さあ困った。朝ごはんがないぞ。
なぜか都内のあちこちにあるフレッシュネスバーガーで朝ごはんという日も少なくないのだが、僕のように朝早すぎる(午前五時)と流石にまだやってない。
最近は毎朝(といっても二日しか経ってないが)シラスの生放送でモーニング論文チェックをしている都合上、「腹減ったな」と思うのはだいたい八時くらいである。
そしてモーニング論文チェックで頭の暖気運転が終わると、もう猛烈にプログラムが書きたくなるのだ。それはもうユーキャントストップである。
今日もそんな感じでプログラムを軽く書いていたらいい時間になってしまった。しかし今日は色々お金を振り込んだり郵便物を出したり接着剤を買いに行ったりしたいのでどうせ出かけるなら銀行や店が開く10時ごろに出かけたい。
八時に出かけても、一度戻ってきてまた出かける羽目になるではないか。
時間が勿体無い!でも腹は減った。
そんな時に最近恐ろしく強い味方になってくれるのが、パキットというパスタソースである。
最初は面白半分で買ってみたのだが、これが超絶的に便利。
まさにパスタを再発明したといっても過言ではない。
何がすごいのか?
これまで、パスタはパスタを茹でて、ソースを温めるというプロセスが必要だった。
これが意外と面倒で、必要もないのにバルミューダから貢物として献上された電子レンジと元々ある電子レンジ、2台もある台所で、片方でレンジでパスタを茹でるやつで茹でながら別のレンジでパスタソースを温めるのだが、絶妙にタイミングが違うのでその二つのタイミングを合わせるという、およそ21世紀のAI研究者がやるとは思えない痴的労働をする必要があった。
ところがこのパキットは、ソース本体にパスタを割り入れて(だからパキット)、そのままレンジでチンするだけでパスタも茹で上がるしソースもいい塩梅になるというウルトラC級の発明なのである。
皿を洗うのが面倒なら、いっそ袋のまま食べてもいい。
なんという発明。これならワンチャン、コンビニのレンジでも調理してその場で食べることはできる(パスタを持ち歩く変な人になる必要はあるが)。
しかも当たり前だが茹で立てなので、「レンチンしたご飯」のような悲しい気持ちにはならない。
そもそもコメにしろパスタにしろ、元々乾燥させた植物なんだから生パスタが生というのは幻想である。
しかし「一度炊いて/茹でて」から冷凍して戻すのと、「これが最初の湯で肯定」というのには大きな違いがある。
え、ひょっとしてコメでもこういう革命起こせるんじゃないの?
水を吸わせる過程があるから難しいのか?
しかもこのパキット、ソースがボロネーゼ、ペペロンチーノ、カルボナーラと三種類あるのもいい。
お気に入りはボロネーゼだが、時には「今日はさっぱりペペロンチーノかな」とか、「これから気合い入れたいからガッツリとカルボナーラで行くぜ」とか、「やっぱり贅沢にボロネーゼがいいかな」なんつって気分次第で選べる。
なんなら、カルボナーラの場合は袋に切ったベーコンとかを一緒に入れてチンするとさらに贅沢な味わいになりそうだ。
しかも早湯でパスタにすれば6分程度でそのまま食べられる。
すると一食あたり400円くらいになるが、時間を金で買うと思えば安いものだ。UberEatsだって一配達あたり300円の報酬なんだから、配達の手間を考えると実質無料と言える(計算がおかしい)。
というわけで隙があればパキットを食べている。
冷凍食品もだいぶ試したが、根本的に冷凍庫が圧迫されるという問題があるのに対し、パキットは嵩張らないのも大きな魅力。
全種類10袋ずつ買ってある。これはマジで発明。
これを食べないのはiPhoneが登場した時にガラケーを使い続けるくらい間が抜けている。
食べすぎてパスタが尽きたのでパスタを慌てて買いに行ったくらい。
お値打ち品です