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Feb. 2021

昨年の夏にMOTION GALLERY CROSSINGのポッドキャストで聞いて気になっていて、見よう見ようと思っていた、リメイク版東京ラブストーリーを一気に見る。石橋静河の演技がすごかった、というか4人とも知名度的にはまだそこまでという印象なのだけどバランスがすごくいい。
絶対にないとはわかっていても、若い頃に見たらめちゃくちゃ憧れてただろうな、という内容。子供ができてから恋愛ドラマは避けていたけど、東京がカッコよく描かれている映像は本当にいいな。それは今でこそなのかもしれない。Vaundyの主題歌も最高に良くてずっと聞いているし、劇中に出てきた両国の定食屋さんもいつか行きたいと思う。


オーダーしていた自転車が届く、前の自転車よりフレームが軽すぎてかなり前傾になるけど、ずっと変えたかったのでテンションが爆上がる。納車の日は天気も良く、早速その夜虎ノ門まで走った。

1年ぶりの新規サイト公開。4Pだけのミニマルなサイトだけど、長かったトンネルを抜けたような気持ち。お世話になったコーディング会社さんはすごく丁寧に対応してくれたので今後もお付き合いできるといいなと思う。

長期案件のオンラインワークショップからコンセプト設計。自分で色々学んでいたことや昨年SHIFTBRAINさんとやった勉強会の内容がとても生きているのを実感できた。お客さんも提案を通すために協力してくれているし、納得行く言葉づくりができたので、早くデザインに移りたい。

クラブハウスでB&Hの今村さんが話していた、イデオロギーに行き着くまでの話が面白すぎて、本当に書籍化して欲しいと思った。


佐藤可士和展に行く。自分の胸を鷲掴みにしたのは、巨大なセブンイレブンや楽天のロゴでも、宣伝美術にもなっている直線のグラフィックでも、氏の小学生の時の作品でもなく、やはりHi-STANDARDのANGRY FISTとATTACK FROM THE FAR EASTのジャケットだった。国立新美術館の中で見るそれは、中学生だった自分に再会したような気持ちになり涙が出そうだった。
音声ガイドが各々のスマートフォンから聞ける体験設計にも無駄を省く哲学を感じた。

gggの石岡瑛子展、Motと同じくインタビューがBGMで流れている中の鑑賞。展示されてないものもあったり、撮影可能なものもあったりとにかくこの方には打ちのめされる。同じ日に見た日本デザインデンターのvisualize60 のvol.2も素晴らしく良かった。

池袋のかるまるへ行く、サンダートルネード、蒸サウナ、アクリルアヴァント などいちいち面白いネーミング。なかなかの混みようだったのでまた夜にゆっくりきたいなと思う。

バレンタインデー。奥さんからリクエストしいていたプレスバターサンドのバレンタイン限定のやつをもらう。美味すぎて自分で食べるのが勿体無いので結局家族みんなで分ける。Perfumeのチョコレイト・ディスコのStage Mixを見ながら、奥さんと娘が2人で踊ってるのがとても感慨深い。


娘のお遊戯会へ。年中の今年の題目は、トルストイの「3びきのくま」。寝かしつけの時にたまに読んでいた作品だったので嬉しかった。そのせいかはわからないけど、うさぎの格好をしてナレーター役を大きな声で言えた。

そして娘の歯が抜けた。宣告のようなものは突然やってくる。すごく感動してしまった自分とそれをものすごく客観的に見ている自分がいた。ちゃんと幼児から少女への階段を登り始めているのだなと悟った。僕の手が離れるのもあっという間だろう。

時勢的に遠出がまた厳しくなってきたので、水のお散歩として吾妻橋から水上バスに乗る。よく晴れた水上の風を受けながら見る東京の街並みは何度見てもいいし、混乱した時勢をしばし忘れさせてくれる。築地がすっかり跡形も無くなっていて、巨大な空が出現したのに一抹の寂しさを感じていたらあっという間に竹芝桟橋に着く。
2月はたまに春のような日があって、木場公園にはおびただしいほどのポップアップテントが張られていて、やりきれない今を思い思いに過ごす。
二日とも天気が良く、梅が咲き始めていた。
それだけで気持ちを前向きにさせる。


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