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国家の品格

著 藤原正彦

品格の名が相応しい、凛とした本だった。

中でも印象的だったのは、天才を産む土壌の3条件。
日本はその3つを満たしていると著者はいう。

だが条件の一つである「役に立つものとか金銭を低く見る風土がある」については、令和の今でも当てはまるのか疑問である。

今の日本では、役に立つもの、お金持ちが重視されすぎているのではないか。

いや、お金持ちについては、資本主義を疑問に思ったり、幸せとお金は関係ないという考えの人は多いかも知れない。

だが、役に立つものを重視する傾向はどんどん強くなっている気がしている。

この本については、もう一度しっかり読み直し、再度感想をまとめたいと思う。

とりあえず一読した今、また素晴らしい本に出会えて幸せだなと思った。

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