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STEM教育のmakeblock新商品発表会

日本でも認知度が高まっている深センのSTEAM教育関連企業であるmakeblockの新商品発表会に参加してきました。発表は大きく4つの新商品に関することでした。

1.Haloboard(光環板) 99RMB
  教育用、開発用マイコンボード。
2.MotionBlock 2,499RMB
  高性能サーボを搭載したブロック型を組み合わせられるロボット。
  UBTechのロボットのようなロボット。
3.LaserBox 19,999RMB 天猫価格17,999RMB
  コンパクトで子供でも使いやすいレーザーカッター。
4.STEAM教室ソリューション
  STEM教育、STEAM教育に関するソリューション。
  教室、機材、カリキュラムを学校に合わせた作成する。

 4つの新商品の中で一番楽しみなのがHaloboardです。中国国内のSTEM教育の中では、Arduino、micro:bitなどの中国国外の開発・教育用ボードが主流で、類似品やArduino、micro:bitに変わる製品も出ていますが、国産品が国外品を駆逐するほどの勢いはまだありません。そんな中、知名度の高いmakeblockが独自のボードを発売するということで、この業界の勢力図が一変するほどのインパクトを感じました。昨日の晩から寝ずに開発を始めた開発者も深センならいるかもしれません。

 また深センのSTEM教育関係者によると、micro:bitが海外の製品であるだけではなく、ソフトウェアが国外のサーバーを利用しているという点で不安を感じていたので、中国国内での教育を考えるとハード、ソフト両面で安心できるとの意見も聞かれました。

 コスト面でもmicro:bitは通常100RMBを超えますが、Haloboardは99RMBとしているので、コスト面でも優位性があります。

 環境面では、これまでの主力商品のmbotの方は、scratchかArduinoのC言語での制御でしたが、Pythonの需要の高まりから、HaloboardはscratchとPythonを使用できるようになっています。

 国産の開発ボード、さらに言えば深セン発のボードがほしいと思っていたので、うれしい発表となりました。11月の発売日が楽しみだ!


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