首の伸長
① 楽な姿勢で座り、左手を右の頼にあて、手のひらの下部が右顎にくるようにします。つぎに右手を後頭部から回して、指先が頭の左横にくるようにし、深く息を吸います。
② 口から強く息を吐きながら、左手で右顎を左側に強く引くと同時に、右手で頭を右の方に引っばるようにして、顔を左の方に向けます。顔がほとんど後向きになるぐらいまで回し、最後に両手にグッと力を入れます。
③ 息を吸いながら腕の力をぬいて①の姿勢に戻り、吐きながらふたたび動作を行ない、これを2~3回繰り返します。
④ 腕をかえ右側についても同様に2~3回行ないます。
頸椎は神経が集中しており、非常に危険です。音が鳴るまでゴリゴリとやったり、無理に伸ばしたりすると身体が動かなくなるリスクがあります。元々の仙道・神仙道ではヨガの様に真後ろを見られるほど両手で顎をグイグイ押していましたが、筋肉がほどよく伸びる程度のストレッチに留めて下さい。それでも導引術として成立しますし、気血の巡りが良くなります。特にデスクワークの人にはおススメです。
また、回す時は首から百会までの一直線を軸として丁寧に回してください。他の導引術もそうですが、ストレッチ同様、ギュウギュウと押し付けるのは偏りになるので良くありません。
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