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Loving and Whisper

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私のnoteつぶやきより、 恋に関するものをまとめました。
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2018年8月の記事一覧

枯れ葉枯れ枝枯れ木
愛情が与えられずとも燃えあがるもの、
とわに消えず
とわに絶えず
与えられずとも、塵になろうとも、
燃え上がり、地に戻り
愛情を作り出す。

一つ一つの思い出を箱にしまうことも
煙に隠して忘れることもしないわ
積み重ねて、本のようにもう一度読み返して
舌で砂糖菓子を転がすように、幸せを味わうのよ
何度も、なんども。

夕暮れに溶ける歌声
レコードに刻んで
明日の夏空に雲を流す
山奥の川に魚を泳がせる

明け方に映える笑顔
フィルムで切り取って
明日の夏夜の月に貼る
森の奥の木陰で鳥が舞う

耳元で揺れる羽をあなたは捥ぎ取った
あなたの鎖骨を流れるようになぞる、その煌びやかな鎖
どう壊してやろうかしら

おねだり

おはようと、おやすみがほしい
ありがとうと、ごめんねがほしい
子守唄と、鼻歌がほしい
ハグと、頭を撫でてくれる手が欲しい。
見返りなんて求めてないというけれど
欲しいものばかり積み重なるわ
わがままね。
でもこれぐらい、おねだりしてもいいと思うの。
私からの愛情を受け取るのなら、
これぐらいしてもらってもバチは当たらないわ。

淡い甘い香りのする花びらを編んで
袋を作ったならば
雨粒で緑に光る草は砕いて
袋に詰め込んで
太陽のお布団作りましょう
今日はいい夢見れるわ

あきらめろ
あきらめろ
あきらめな。
あきらめろ
あきらめろ
あきらめたらどうだい。
あきらめろ
あきらめろ
あきらめなさいよ。
あきらめろ
あきらめろ
諦めてたまるか、私の人生だ。

くちもと寂しいのなら
煙草じゃなくて飴はどう?
甘いもの寂しいのなら
飴じゃなくてキスはどう?

否定されても
認められなくても
一人でも味方がいるのなら
心は砕けないんだ

嫌われても
相手にされなくても
一人でも愛してくれる人がいるのなら
その人のために強くなれるんだ

桜咲いて
海が吠える
木枯らしで影が揺れて
愛は雪に埋もれるけど

思い出を陽が温めて
心に空いた穴が涙で池になり
陰を落とす雲が夜に溶け
愛は雪の下でもう一度根を張る。

緑色の血を舐めれば宇宙人になれる
紫色の血を舐めれば蝶々になれる
何色の血を舐めればあなたになれる?

道端に転がる石を蹴って
道端の草影に隠れるありの邪魔をして
乾いた枯葉をくしゃっと踏んで
あなたが私の心臓を扱ったように、私以外のものを扱っても
全然あなたの気持ちなんかわかんない

土曜の朝方にコーヒーを持って迎えに来てくれるの待ってるわ
日曜の夕方に車に毛布用意して、コンサートに連れていってくれるの待ってるわ
水曜の明け方に電話をかけて、会いに来て、キスをして。

ゆっくりと、煙が溶けるように消えてく
儚いかさぶたを残したくて、何度も引っ掻く
唇の感触忘れたくないわ
もう一度、耳元の髪をかきあげるその指で、触れて欲しくて