桜は、今年も変わらず咲きました

子供の頃に、親と見た桜。
子供の頃に、学校帰りに見た桜。
家族でお花見で見た桜。
旅行先で見た桜。
友達と見た桜。
愛犬たちとお散歩して見た桜。

見る度に、いろんな感情が湧き上がる桜。
楽しいような、悲しいような…不思議な気持ち。

子供の時とか、何の苦労や心配もなく
親に連れられて歩く街並みで見た桜は華やかでした。

それから何年も時間が過ぎて
大人になり、結婚して
いろいろな出来事がありました。

仕事に追われ、自分自身の人生探しは続いてます。

とても大変なことがたくさんあったし
すごく悲しいこと、辛いことも経験しました。

そんな様々な気持ちの移り変わりと
時間の流れの繰り返しの中で
桜は、また今年も変わらず綺麗に咲きました。

毎年、誰に何を言われるでもなく
一生懸命につぼみをたくさんつけて
春になって、綺麗に咲き、そして散るのです。

今年の桜は、光り輝いては見えませんでした。

自分自身の人生が、輝いてなかったからでしょう。

来年の桜は、もっと綺麗に見えるように
人生を華やかに、心を豊かにしたいと思いました。

精一杯、綺麗に輝くのは本当に短い間ですが
多くの人の心を明るくして、元気づけて
潔さ・はかなさ・寂しさを漂わせて散っていきます。

すごく短い時間で散ってしまいますが
誰も、その桜が咲くことを無駄だと思う人はいません。
みんなの心に、最高の幸せを残して散っていきます。

そして誰もがまた、次の年の春に咲く桜を
心のどこかで楽しみにしているのです。

桜は人に見られるために咲いているのではなく
あるがまま、すべてが自然のなすがままです。
けれども、1年中、根から栄養や水分を吸い上げ
広げた葉から太陽からのエネルギーを受け
一生懸命に力を蓄えて、花を咲かすのです。

来年の春は、心の底から幸せいっぱいで
明るく元気な気持ちで桜を見れますように。
こつこつとしっかり前に進んでいきたいと思います。

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