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地方に移住したUXデザイナーが「地方でクリエイティブな仕事をする」を読んでみた。

僕は2018年に茨城県つくば市へ移住しました。
「クリエイティブな仕事をするぞ!」なんて気持ちはなく、ただ単に住みやすそうというだけで決めた地方移住。

都内から地方へ移住する過程を残しておこうかなとブログを始めたつもりが、気がつくと「こんな素敵な個人のお店が多いつくばって最高じゃない?」「この大好きなつくばを盛り上げたい…!」なんて盛り上がり、ご当地ブログ『つくばライフにあこがれて』を本格的に運用開始。

しかし、ブロク活動を暫くしていると1つの事に気づきます。

「知りたいお店の情報がネットに無い…」

そうなんですよ。
特に個人で経営されてるお店の場合ネットに情報が載ってないことが結構ありまして。

Twitterなどをやられてたりはするのですが、あまり更新もされてなく情報の信憑性も高くないんですよね。

何人かの個人店さんにお話伺ったところ、
「いやーホームページまで手が回らないのよ…」という回答がほとんどでした。

おや、これはもしかして地域活性化につながる動きができるかも…!
「僕、仕事でホームページ作ってるんですが無料でお店のホームページ作りますよ!」こんな感じの活動を開始したのですが…

結果は全然ダメ。

広報手段が良くなかったのか…
無料が良くなかったのか…
これが原因かな…と思い当たるところはあるものの、どうすれば良いのかわからず悩んでる時に出会った本が今日ご紹介するこちら。

『地方でクリエイティブな仕事をする』

この本は大きく3つのパートに分かれてます。

①地方で働くということについて

②事業計画のつくり方と開業準備

③広報戦略

クリエイターが地方で起業するフローが実例と共に書かれています。
読みやすいしわかりやすいしのでホントおすすめ。

特にシビレたのが
『地方活性化のエコシステム』という考え方。

①写真や映像を用いて地域に貢献する
②地域の価値が上がり、地域の人に喜んでもらう
③地域の人が応援もかねて写真館を利用する
④利用してもらった収益をもとに、また地域に還元する
※地方でクリエイティブな仕事をする P045から引用

自分がやってきたことを照らし合わせると、このエコシステムが全然出来てなかった。

改めて、誰に・何を・どうやって提供するかを考えさせられました。

この本を読んで

まず自分の中にある「Web制作ってこういうものよね」という概念を一度捨てないとダメだなと。

見積もり・制作方法・お客様との付き合い方…
いつも複業でお仕事いただいてるお客様とはまったく違う環境・条件なんだなと。

そしてなにより、みんなが幸せになるエコシステムを構築することが大事ですね。

色々気付かされた一冊でした。
そして次のステップが見えた一冊でもありました。

ほんと、読んで良かった。
ではでは!

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