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当院は痛みへのご配慮も徹底しています。

先日、脱毛の為の診察に行ってきた。

前まで通っていた場所があったのだが、予約が2ヶ月先まで埋まっているということもざらであり、「これじゃあ期限までに終わるわけないでしょうが!!」と私の中のケチくさオババが怒った為、数ヶ月前に解約したっきりであったのだった。



痛さがどうしても怖い私は、ビビり心で美容脱毛に通っていたのだが「どうせなんぼ通っても暫くすれば生えてくるんだし、いっそ医療にすれば?」という母の言葉から、何回も通う面倒くささを計算して医療脱毛に切り替えることにした。

そもそも脱毛を辞めていたこの数ヶ月間も、「剃るのがめんどくさい」の理由だけで度々我が身体的草原を放ったらかしにするという、同年代の子が見たら悲鳴を上げそうな惨憺たる現状なのであった。
母親に「早く毛刈り行け!」と何度もどやされ、ついに自分の身体を焼け野原にするべく立ち上がったのである…!!(脱毛行くだけ)



さて、クリニックに着き、魅力や使用機械や毛根についてなどを動画と看護師さんの説明から大量に聞いた。修学旅行の注意事項レベルに聞いた。
クリニックは比較的新しめなビルの中にあり、所々木材が使われた暖かくて優しい雰囲気である。
BGMとしてゆったりとしたピアノのサウンドトラックらしきものが流れていて、時間の流れがとてもゆっくりに感じる。
ほう…これが「安心して施術して頂けるようにお客様をご配慮した空間」って訳か…!


さて、説明内容の方は、私自身が曖昧な知識だけしか持ち合わせていないので、「痛そうだけどすごそう」という小学二年生でも出せそうな感想しか出てこない。面目ない。
語彙力ってものがないんだよな…やれやれ。

まあしかし、このクリニックは堂々と広告している姿もそこまで見たことがないし、安心出来るのでは…!?とは思っています。

「あとは料金だな〜」な〜んて思いながら話を聞いていたら、突然、耳馴染みのあるメロディが聞こえてきた。


突然反応する私の耳。
ポロロロン、ポロロロン。チャーン。

うわ「マスカラ」じゃーん!

説明しよう!「マスカラ」とはSixTONESの5枚目シングルでKing Gnuの常田大希さんによる楽曲提供のもと作られた曲である!
最初のメロディと、ギターを弾くようなダンスが特徴的だ!


まさか脱毛のクリニックで、愛すべきSixTONESの楽曲を聴くとは思わなかったから人知れずテンションが上がっていた。
いや〜サントラで流してるのか分からないけど有難い!
ヒット曲メドレー的な感じなのかな?


とニコニコしながら、熱破壊式について聞いている俺。
なるほど、効果が高いことしか分からん。

と、説明を聞いている間に、気がついたら次の曲へ。
「あーSixTONES終わっちゃったか〜」と思っていたらまた聴いたことある曲が流れてきた。


チャララ〜チャララ、チャーラララ
チャララ〜チャララ、チャーラララ

あ〜なんだっけこの曲?聞いたことある聞いたことある。
今でかかってる、喉の所まできてる、なんなら鼻まできてるよ。(それじゃ先に口に辿り着いてるのから身体的に考えてもう出てるだろ)

チャララ〜ラ〜ラ〜ララ
チャ、ラ〜ラ〜「サチアレ!!!!!」


えっそう!それサチアレ!!!(なにわ男子の2枚目シングルです)
あースッキリした!!てか2連続ジャニーズなんだ?
まあ、この曲もヒットしたしな〜。めざましテレビ起用されたら、そりゃ、結構知られてるか。

と、もはや説明そっちのけで曲を聴き始めた。
とりあえず料金が高いなあということしか分からない。
正直、医療で、ある程度信頼できそうならぶっちゃけどこでもいいよ感あるのは否めない。
出たぞ適当魔人。(なんだそれは)


この後、初心LOVE(なにわ男子)、踊るように人生を(King & Prince)、シンデレラガール(King & Prince)などが流れ、流石に困惑した。
えっジャニーズ多ない?

あれかな、やっぱ脱毛は若い子が多い分、「痛さに耐えるのを応援する為に推しの曲ランダムで流してあげよう」っていう優しさなのかな。
だとしたら配慮凄すぎるだろ。
もはやジャニソン全てが応援ソングと化している。

いやでも激痛の時にこれ流れたら、絶対歌いたい気持ちと痛い気持ちが混ざって、
「君は〜シンデレラガー…いだっ!!」とかなるお客さんいるよな。私だったらなる。

そんな声だけ聞いたらワニワニパニックでも開催されてんのかっていうような施術、看護師さんだって、自分は施術をしているのか数百円入れて人間という名のワニくんを痛めつけてるのか分からなくなっちまうだろうよ。

むしろNAVIGATOR(SixTONES)でそれやっちゃったらどうするよ?
「ヘーイ…イデッ!!!」ってなるよ。
Youすらも言わせて貰えないよ。
いつぞやのSixTONES ANNやないかい。
(2023年5月6日の回)

とかってツッコんでたらいつのまにかプラン説明終わっててどれにしますか〜?なんて言われ、契約内容相談したり、質問したりして一旦検討しに持ち帰る方向で診察は終わりましたとさ。


ちなみに、「踊るように人生を」は、本当に曲名が出て来なさすぎて、看護師さんが先生呼びに部屋出たタイミングで閃いた。
危ない危ない。ここで先生来たあとに分かったら、先生の目の前で「踊るようにだ!!!」って立ち上がったに違いない。
危機一髪であるな。(ドヤ顔)




P.S.(的なもの)
その後、近場のカフェに立ち寄ったのだが、オーナーの出で立ちがどこからどう見ても人気ラーメン屋のあんちゃんで、もしかしてここは古民家カフェのような雰囲気のラーメン屋だったのか…?と混乱した。

ただ、声色はすごく優しく良い方で、頼んだホットサンドも大変美味しく、店内にあった本を1冊読んで帰った。大満足である。

しかし、上下黒の服で、頭に黒のタオル巻いているのは、どこからどう見ても店の雰囲気とアンバランスで、
アンティークな家具や雑貨に囲まれてせっせとホットサンドを作るあんちゃんは、いつかこのカフェに訪れたラーメン屋経営のおっさんに引っこ抜かれてもおかしくないと思うんだよなあ。


アンティーク家具の中に、この戸棚はどう見ても魔法薬学棚オマージュではないか!と思える場所があったので、見出しに載っけてみました。
色んな色の瓶が並んでると、どうしてもワクワクしてしまうね!

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