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ドラマ『ブラッシュアップライフ』が面白すぎた件

新年早々、我が子の授乳時間の楽しみに観始めた本作。

昨年の大ヒットドラマのうちの一つと知りながら、なかなか観る機会を得られていませんでしたが、なんと現在Netflixで配信されていることを知り、これはみるっきゃないと!

最近中国ドラマの長さに慣れてきていたので、日本のドラマが本当に短すぎて…あっという間でした。超超超!面白かったです!

個人的な感想を書いてみます。
(ヘッダーは日テレHPより)



あらすじ

バカリズムが脚本を務め、平凡な女性が人生をやり直す姿を描くタイムスリップコメディー。市役所に勤める実家暮らしの独身女性・麻美(安藤サクラ)は、単調な毎日を過ごしていた。ある日、幼なじみと食事に行った麻美は、帰り道に事故に遭遇。事故を機に、麻美は赤ちゃんから自分の人生をやり直すことになる…。

https://thetv.jp/program/0001024649/plot/


①主人公の生きた時代が自分とドンピシャ!で面白すぎる

主人公のあーちゃん(安藤サクラさん)は1989年生まれ、平成元年の役。

同じく平成初頭生まれの私には、会話の端々に漂う世代のキーワードがそれはもう刺さりまくりで。

うわ、小1くらいの誕生日プレゼントは確か「たまごっち」だったな、とか。小学校の頃よく女友達とシール交換して遊んだわあ、同じく素材がいいやつやキラキラするの集めてたわあ。(タイル状のシールはノートがぼこぼこするから私はあまり好きではなかったけど。笑)
プロフィール帳は教室で配ってみんなに書いてもらったし、何なら家族にも書いてもらったことをよく覚えている。

エンジェルブルーのナカムラくんが出てきたときは、もう本当に懐かしすぎて思わず叫んでしまった。

angelblue_officialインスタより。
当時読んでた雑誌ピチレモンによく出てきたブランド。
今更だけどなんで「ナカムラくん」なんだ?

毎朝、ニュース「ズームイン!朝」の羽鳥さん見て登校して、当時「伊東家の食卓」が人気番組で、いつからか「トリビアの泉」が始まって、何かと「へえへえへえ、10へえ!」とかって連呼する男子いたなあ。(いわれると地味にイラっとするやつ。笑)

いちいち出てくるドラマ名も、カラオケの選曲や毎話異なるエンドロールの曲も、ケータイの赤外線通信で連絡先交換してる姿も、「うわあ、確かにこんな時代だった!」っていちいち懐かしんでしまうくらい、毎話見るのが楽しすぎた。

NANAも、ごくせんも、グッドラック!も大好きだったし。
SPEEDのWhite Loveも、ZONEのsecret base も、KiroroもMy Little Loverも、幼馴染とカラオケ行ったら私も間違いなく歌うやつ。(もう長いこと行けてないけど。)

極め付けは、遊ぶ場所がジャスコからRound 1のプリクラに変わるあたり。私も当時全く同じような経験をしていて、とにかくもう笑っちゃうくらいリアリティがありすぎた。笑


②将来に悩む若者に見てほしい!職業体験がありありとできる

このドラマを見てから職業選択をしていたら、またちょっと違っていたかも、と思うくらい、これまたリアリティ溢れる仕事の現場が出てきて、なるほど〜!と思うことが多かった。

主人公のあーちゃんは、市役所に始まり、番組制作のADをやったり、医療系に行ったりと、とにかくドラマ内では何種類もの仕事現場&職を得るまでの過程が出てくる。どの仕事もかなり細かな部分まで描写されており、その時々によってあーちゃんの雰囲気や生活スタイルも分かりやすく変わるので、ちょっとした比較もできて面白い。人生やり直せるなら私もこういう職やってみたい!なんて風にも楽しめた。間違いなくこのドラマの見どころの一つ。


③キャストが大好きすぎて、見てるだけで楽しすぎる

脚本がバカリズムさん、主人公が安藤サクラさん、というだけで、もうボルテージ爆上がりの私だったが。

出典
というか脚本家も出演しちゃうあたりね。笑

安藤サクラさんの妹役が、志田未来ちゃんということで、更にテンション爆上がり!

研音HPより。
「女王の教室」や「14歳の母」の頃から大好きな未来ちゃん!

そして主人公のクラスメイト、ふくちゃん役が、染谷将太さんなんですよ。私、大河ドラマ「麒麟がくる」の織田信長役を見てからもう大好きで。今回はミュージシャンの役だけど、歌い方も演技かな?きっとわざと歌ってるんだろうな?と思えるので、そう演じちゃうあたりがもう好き。笑

TVerより。
作品によって毎回印象が変わる、すごい俳優さん。

そして水川あさみさんが出ていて、これまた最高なんです。松坂桃李さんは相変わらずイケメンだし、夏帆ちゃん演じる女子グループには「私も入りたい!」て憧れちゃうし、個人的に好きな俳優さんが沢山出演していて、本当に楽しかったです😆


おわりに

ストーリーは面白いし、劇中の会話もいちいち笑えて楽しいし、それに加え、平成の時代を象徴するような色んなキーワードが出てきて、とにかく飽きることがなかったです。ドラマの終わり方もとっても良かった!

そして、徳を積んで生きる、というテーマですが。なんというか、「善い行いをする」と意識して生きている方が、主人公の人生がイキイキとして見える一方で、その人の持つ大きな運命なるものは、そう簡単に変わるものでもないのかも、という感想を抱きました。もちろんフィクションなので、実際の人生がどうだとか言うつもりはないのですが。

事故と縁があった人は一つの難を乗り越えてもまたどこかで事故と縁があったりする。病気の話はなかったけど、これに当てはめると、「どうしてあのとき…」と残念に思う気持ちが少し和らいだりもした。もしあそこで助かっていても、後世でまた違う病に冒されていたかもしれない、とか。少し勝手な解釈すぎるかな。もっとも、ドラマ内ではもっとコミカルに描かれていますが。

まだ観ていない方には、オススメしたい一作です🙌


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