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アルバイトドライバーは本日も快走中です!! #2

4月16日(火)21:53 この時間にがんばる子供たちを見て

 私、アルバイトドライバーは「鉄道の駅⇔ショッピングモール」を往復している「アルバイト”シャトルバス”ドライバー」である。

今日は「がんばる子供たちをみて、自分も負けてられないぞ」という話である。

 シャトルバスが発着する「鉄道の駅」はロータリーになっている。ロータリー出入り口には信号のある交差点。そして、その先は3方向に行くことができるのであるが、その内の一つに「住宅街に向かう道路」がある。
 この道路は「路側帯が広め」で、駐停車はしやすい道路だ。21:50を過ぎたあたりで、この道路に「ハザードを点けた乗用車」が1台また1台と並び始め、15台くらいになっていく。

 そこへ、駅のロータリーとは「信号を挟んで向かい側」となるビルのような建物から一斉に子供たちが出てきた。
 そう、「学習塾に通う子供たち」であり、きっと授業の終わった時間なのであろう。

 今日は、普通の「平日」。この子供たちはきっと16:00くらいまで「学校」で授業を受けているはずだ。
 そして、学校の授業以外に、間もなく22:00になろうとしているこの時間まで「学習塾」で、さらに学んでいるということになる。

「こんなに遅くまで、大変だなぁ」

 私が小中学生の頃を思い返してみても、「こんなに勉強してたか?」と、振り返るまでもなく「してない」が答えだ。
 私は「典型的な氷河期世代負け組」なのだが、就職氷河期世代と言えば、私のように「就職できなかった人たちが多数派」だったことでスポットを浴びたものの、あくまで「多数派」だったにすぎない。  私の周りにも、きっと今日の子供たちのように「夜遅くまで塾に通って勉強していた」同級生は居たはずである。私の世代から、医師が一人も出なかったか?弁護士が一人も出なかったか?そんな訳はなく、それが答えなのである。
 「人生を豊かにする唯一の方法は勉強することのはずだったのに、それを怠ってしまったこと」
 今日の「学習塾終わりの子供たち」より気づくのが約40年遅れてしまっているが、過去は取り戻すことはできない。今からやれることを、やるしかない。

22:00の渋滞。「子供の塾終わり」を待つ大人たちも大変だ!

 もう一方で、先ほどの「ハザードを点けた乗用車」。つまり、「子供たちの塾の終わりを待つ、お父さん、お母さんのお迎え」渋滞にも少し触れておきたい。
 現在では「夫婦共働き」が当たり前となりつつある。日中は「フルタイム」であったり、「パート」であったりして「なんらかのお勤め」をしている方が大多数であろう。
 例えば、このお迎えをしているのが「お母さん」であった場合、「パートが終わって、家事をして、料理を作り、22:00ころには子供を迎えに行く」という日常となるのであろうが、その大変さが容易に想像できる。その上、当然だが「学習塾はタダではない」のである。

「子供も、大人も、皆、がんばっている」

 私は、現在「行政書士を目指すアルバイトドライバー」。行政書士を目指さなくなってしまったら、単なる「アルバイトドライバー」。
 単なるどころではない、「負け組貧困アルバイトドライバー」である。
 「開業をあせっては、いけない」と思い、アルバイトを先に始める決断をしたのだが、アルバイトドライバーのみで決して人生が終わってしまってはいけない。
 「必ず、開業するぞ!!」再度、そう心に誓った日となった。


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