犯罪学教室の「かなえ先生」による、いじめ問題の解説配信を視聴してのちょっとした感想

最近知ったVTuberかなえ先生(永遠乃叶)の配信の感想です。感想といっても内容に関するものではなく、VTuberというツールの特性と活用に関する話が中心になるかと思います。

かなえ先生
https://twitter.com/towanokanae1984
https://www.youtube.com/c/KanaeVCriminologist/

【解説放送】超ざっくり問題解決するコーナー ミリしら歓迎【いじめ編】
https://www.youtube.com/watch?v=jsi3pea9MR4

 かっちり作りこんだ動画ではない「配信」を選択することでライブ感も大事にしつつ、VTUBERという若い世代に届きやすいツールや言葉を使って語る、というひとつのやり方なのかなと思いました。見ていて感じたのは、生身の人間ではなくアニメキャラでもない、その中間にいるVTUBERという存在に解説してもらうことで素直に聞ける人もいるかもしれないということで、うまく説明できないのですが、いじめのようなデリケートな問題になると、生身の人間が発言した場合の生々しさとアニメキャラが発言した場合のフィクションぽさ(悪くいえば「嘘っぽさ」)の中間の、ちょうどよい距離感というか居心地の良さを感じる人がいるかもしれないということ。特に、仮に教師や親など(実在の人間) に助けを求めて助けが得られなかった経験がある場合などは、人間ではない媒体を使うメリットもあるのかもしれません。

 距離感については、例えばですがカトリック信者が許しを乞う「懺悔室」で、神父と直接対面するのではなく各々が隔てられた「個室」に入ることでちょっとした距離を置き、話しやすくなる心理的効果や、いきなり弁護士や精神科医に相談するのはハードルが高い、人目が気になる、という場合の選択肢になりうるメールなどでの相談、といった感覚も多少あるかもしれません。

懺悔室って何?という方はこちら↓
https://bit.ly/3kop15U



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