見出し画像

20.野菜を植えるにはどんな土? 良い土の見方を考えてみる②

こんにちは〜ラクです😄
今日も菜園の話をしていきましょう!

今日は前回の記事の続きです。本題の前に少しだけ前提に触れていこうと思います🫑。
野菜を作るにあたって、良い土ってどんな土?ということで

有機物(前回から数えて3回目です😄)

が大事だと伝えました。

なんでそれがそんなに大事なの?を伝える前に、
みなさんにお聞きします。もし仮に、
「野菜が絶対育たない土」と言うのがあったら、それはどんな土をイメージしますか?

では、5秒間のシンキングタイム、スタート!😄⏰(笑)



答え:岩場、石場、砂場
どうですか?すぐに答えられましたか?(笑)😄

「って、ラクさん⁉️そんなの当ったり前やん‼️💢💢😡」
と言うツッコミまれた方々、ごもっともです😅ww

岩や砂で野菜は絶対育たない(例外はもちろんありますが)
それは、これらが土じゃないから。(と言うより、必要な土が足りない)
豊かな土にしていくには、岩とかじゃ流石に無理ですが、こういう事ですね。

砂&粘土 + 有機物 = 土

なんでこんな表現したかというと、例えば月🌛。
月には土があるのか?と言う質問があったら、どうでしょう?😁
ちょっとイジワルな質問ですか?(笑)
でも、上の式の理屈で言えば、生物がいない月には土が無い。
こう言うことが言えるわけですね^^

それでは本題に入っていきましょう🍅

土づくりはどうしていくのか?

今日は実際に自分が借りているところの農園で行っている、土づくりに使う資材をご紹介していきます。

今日紹介する参考書はコチラ📗

画像1

1㎡からはじめる自然菜園 竹内考功 著
https://www.amazon.co.jp/1㎡からはじめる自然菜園-竹内-孝功/dp/4058005319

自然農法と言うと、「なんだか自然にまみれてそう」「都市部じゃ出来無さそう」「貸し農園でできるの?」など、現代の慣行農法とは真逆なだけに、返って難しいイメージもあるかも知れません。

この著書で竹内さんは、1㎡という畳1枚にも満たない広さから自然農法は始められると語っています。特別な資材を使うことなく、道具も最低限揃えればできるとして、内容としてはかなり再現性の高いものとなっています。
自然農法ってどういうものなの?と始めてみたい方には、オススメだと思います😄
この竹内さんの方法のポイントは2つ

・ホームセンターで買えるもので、初期の資材コストも小さい。
・途中の資材は緑肥を使い、刈り草を畑の上に乗せ続けていく。

順番に解説していきましょう🙂

まず、前提として保幼小でどこにでもある菜園の土からスタートするものとします。
菜園1㎡あたりに入れる資材は以下の通りです。

・牛糞堆肥 3リットル
・腐葉土 2リットル
・籾殻くん炭 3リットル
・米ぬか 100グラム
・油粕 100グラム
・石灰 50グラム

「ラクさん、なんとなーく分かるけど、やっぱりちょっと分かりにくいよ」
「正確に計るのめんどくさいよ〜」
という方のために、我々の仕事柄として、こういう表現でどうでしょう?😁

・牛糞堆肥 (子ども用のおもちゃ)バケツ🪣3杯
・腐葉土 🪣2杯
・籾殻くん炭 🪣3杯
・米ぬか 両手👐1杯
・油粕 👐1杯
・石灰 片手✋1杯


画像5

こんなのを使ったり、、

画像6

こういう表現の方がとっつきやすいですかね?😄
「なんだ、こんなもんなんだ?」と、さっと手にとって米ぬかをすくいたくなる感じになります?(笑)
もし、多少多く入れすぎちゃった?としても、化成肥料のようにすぐに効果が出てくるわけじゃないので、あまり気にしない方がいいよと、私は思います。


ざっと資材をすくって → 満遍なくざっと菜園にまいて → 混ぜる

そんな感じで十分だそうです😄
これで二週間くらい寝かせてから、苗を植えたり種を蒔くことができると、ここでは書かれています。

では次の内容^^ 緑肥を植える話です。

緑肥というのは、こんな感じで、、

画像2

目的は色々あるのですが、背の高い草などをワザと生やすんですね。
これを途中で刈り取って、敷きわらのように畑に乗せていきます。こんな感じですね🙂

画像3

野菜を育てている途中でも、野菜の苗を潰したり隠したりしないのであれば、どんどん草を投入していきます^^

どういうことかと言うと、野菜を作る過程で、最初に投入した有機物は時間と共に減ってきます。減るということは、土の量や栄養が減るということ。結果、土が痩せていくよ〜というわけですね。

自然農法では最初の一回は耕しますが、あとは基本的に不耕起です🤔。
ということは、上から順番に有機物を足していくしか方法がないんですね。
そこで

草をどこからか刈り取って持ってくる。

というのが、1番手っ取り早いというわけです。
もし、草が全然生えていない場所だったら、その時は緑肥を使って草(有機物)を育て、それを使うという事をすれば、菜園の土は痩せる事なく維持できる。
そういう理屈からきているんですね🙂。

緑肥はこのように、、

画像4

※これ、実際の私のところの菜園の様子です^^
畝と畝の間に緑肥の種をまいていることが多いようです。伸びてきたら草を刈り取って、菜園の上に乗せていく。
これを、時間をかけて繰り返していくことで、やがて土が肥えてくる。という流れになっていきます。

メリットとしては、とにかくコストが安い点です🙂
ホームセンターなどで手に入りやすく、量も控えめです。
緑肥の種も一つ300円前後でかなりの広さをカバーでき、成長が早いのもポイントです🌿。

デメリットとしては、土が肥えてくるには時間がかかります。
一気に肥えた土にしたい場合は、堆肥の量をすごく増やすわけですが、その場合量の調節が難しくなってくるので、経験と知識が必要になってきます。

今日は「自然農法」の視点から、土づくりの具体的なやり方を伝えてみました。
有機物が野菜作りには大切ということで、この他にもいろんなアプローチの仕方があります。
どの方法も一長一短があって、「この農法を知っていればもう大丈夫」という訳にもいかないですが、今日紹介した竹内さんの内容については、再現性が高いかな〜と思うのが、僕の正直な感想です😀

次回はちょっと形を変えて、野菜作りが終わった後の土をどうしていくのか?を考えてみたいと思います。

今日はここまでにします。それでは🍅

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?