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仕事のモチベーションに「何のために?」「誰のために?」は必要ないのでは?【クライアントさんFB記事】

こんにちは。
ライフコーチのひつじです。
本記事はクライアントさんへのセッションフィードバック記事を一般公開向けに編集し直したものです。(「一般公開しましょうよ」と促していただきました。ありがとう。)

今回のクライアントさんは、一般企業で仕事をしていて仕事に向き合う姿勢や「リーダーとしてどう振る舞えばいいんだ?」なんてことに悩みを感じておられました。

仕事への姿勢については同じように悩まれる方も多いかと思うので是非参考にしてみてください。



こんにちは。
長野駅に向かう新幹線の中。

8月のセッションフィードバックのお時間がやって参りました。

新宿でお金と働き方についてお話しし
東京駅でヒントを探し
そして長野に向かう、、、、

謎のセットリストでお送りする8月セッション、、、、
振り返って参りましょう。



【話したこと】

話した内容を思い出すがてら書いていきます。全然纏まってないのでこのパートは読み飛ばしましょう。


<牛タン食べながら>


・お金の使い道について話すつもりだったが、「なんのために働くのか?」「誰のために働くのか?」なんてテーマが追加されてしまった。
・同期社員とのカラオケ会で問われた。「なんのためにそんな働いているの?」「誰のためにそんなに働いているの?」この問いを咀嚼するのがきつかった。
・一旦半年間はユニットリーダーをやり切るとお話ししていたが、それを改めて「なぜ」と問われるとなかなかに回答に難しいのだ。

・「クライアントさん」くん、最大の謎は「なんでシフトを埋めるだけで完了」としないのか?そこからさらに組織コンディションの向上を測るためのシフト組ができるのだろうか?これである。これこそ誰のためにやっているのだろうか?

<新宿にて>
・なんでやっているかって、、、、そりゃ仕事だからって側面もあるのだけど、、、なんでみんなと同じ水準でやらないんだろう。なんでみんな自分ほど力を入れて仕事をしないのだろう?
・仕事に対してもなんでも、、、とりあえずやってみている感がある。ひつじのコーチングも然り、仕事も然り。積み上げてみないと、価値があるかどうか判断できない。
・仕事への向き合い方は、ドラフト会議の楽しみ方に似ている気がする。長い時間選手を観察し続けて、ドラフト会議への情報収集をして、ドラフト会議が終了した後も十数年かけてその選手がどうなっていくかの答え合わせをしていく。(→ものの楽しみ方の時間軸が長いよな。投資思考な気がします。ひつじメモ)


・お金の使い方について。既に投資で十分なお金も溜まっているけども、今後は貯めるだけじゃなくて、もっと良い使い方を探っていきたい。

・お金を投じてみたいこと
①海外
経験が得られる、つながりが得られる。
②風俗
あまり行ったことない。人生経験になる。
③自己投資
見た目というよりも知識に。
→本
→学習環境(オフィス、家以外の集中できる場所)

・お金を投じたくないもの。

①ギャンブル系
②時計だとかの嗜好品
③1人で味わう酒、タバコ、ご飯系
④コレクション系


お金を投じてみたいことには”経験”だとか”人とのとつながり”だとかの”副利”が得られる共通点がある。


・仕事について
「クライアントさん」くんの仕事に向き合う姿勢には、PTとしての要素がかなり反映されているようでした。
マイナスから0までの段階。
0から1の段階
1から10の段階
10からそれ以上の段階
どの資格がどの段階を担うものか工藤はわからないけども、君は人の体に向き合うう上で、多角的な視点と技術を手にした。独力で生み出せる変化のレンジが広い。
PTだったら1から10までしか担えないかもしれないが(合ってる?)「クライアントさん」くんを一度召喚すれば、マイナスからアスリートレベルまでの変化を生み出してくれる。
この変化量を生み出すことが、君が働く上での普通になっていそうですよね(話しているときは納得していたようだったけど、改めてどうだろうか?)

シフト業務に関しても同じように考えているようでした。
詳細はまた後ほど。

・自分の当たり前を他人に強要しそうになるのが、自分の中で大変課題である。優しいアプローチができるようになりたい。

・最近整体に行けてないな、、、、ちょっとどうなんだろう。本当は行きたいけど、、、。


まとめ
※ここから読むことを推奨





さて、、、セッションの翌日。
FB記事を書いていきます。

まとめパートの構成は以下の通りです。

①セッション中に出てきた解決したい課題まとめ
②セッション中に出てきた「クライアントさん」君の基本性質
③②を用いた①の解決方針


やっていきましょう。


①セッション中に出てきた解決したい課題まとめ


お話しした内容がボリューミーだったので、改めて解決したい課題を整理します。

課題1
「なんのために働いているの?」に対する明確な回答を自分の中に持っておきたい。

セッション中に解決

課題2
「誰のために働いているの?」に対する明確な回答を自分の中に持っておきたい。

セッション中に解決。

課題3
貯金してきたお金の有意義な使い方を明確にしたい。

セッション中に解決

課題4
シフト作成にこだわってコーチ達に優しさを提供するのか?
それともシフト作成の質を緩めて作成担当のスタッフに優しくするのか?
負担を軽くするべきはどっち?

未着手


おおむねこの4つかと思います。


次にこれらを掘り下げていく中で発見した君の基本性質にもフォーカスを当てます。

②セッション中に出てきた「クライアントさん」君の基本性質



性質1、仕事で変化を生み出すレンジが広い


セッション中にお話した内容ですが、「クライアントさん」君の整体への向き合い方とシフト業務への向き合い方に共通点を感じました。


人の体と、体を触る人の職業領域がよくわかっていないから、専門的なことはうまく言えませんのでご理解くださいね。

通常なら、コンディションを

・マイナスから0
・0から1
・1から10
・それ以上

のように各段階ごとあった治療や施術を施す専門家がいるが、君はそのほとんどの領域を一挙に担うことができる。
マイナスから0の変化を起こして「じゃあ次の専門家の方を紹介しますね」的なアプローチではなくて、その後も自分が担うことを前提とした働き方を想定している(GTS計画とか割とそうよな)。

シフト業務でも同じでシフトを埋めることがマイナスを0にする工程だとしたら、そこからどれだけ組織コンディションに貢献できるシフトに組み替えていくかの作業をするべきであるかを、念頭に置いている。

多くのスタッフが0で業務を完了するところを、君は1や10に持っていこうとする。この性質が組織からの評価につながっているのかもしれませんね。

君が仕事で生み出そうとする変化量は普通よりも大きいのだろう。


性質2、行動のスタートするために、目的地は明確でなくても問題ない。


「なんのために?」「誰のために?」なんて仕事について問いを投げられました。
この答えに詰まって悶々としているとのことでしたが、割と君にとってこの類の質問は愚問かもしれませんね。

今まで君と関わってきて、行動することに対するモチベーションに明確な目的を伴っている事があまり多くないように思うのです。


・ひつじのコーチングを受け始めた理由
→とりあえず受けてみたら何かいい事があるかもしれない。
(行動しているが目的は不在)


・今のポジションで働けている理由
→このポジションにいれば、何かが積み上がるはずだから。積み上がった先の将来にワクワクしている。
(行動しているが、明確な目的は不在)

・長野についてきた理由
→これはなぜだろう?




君の行動原理には行動を始めるためには”目的”のようなゴール設定よりももっと別の要因が関わっているようです。



性質3、行動を継続するには副利の存在が重要


行動をスタートすることについて、特に目的が必要なわけではないけども、継続する段階においてはいくらか判断基準を持っていそうです。
何かというと”副利が効くかどうか”。

お金の使い方も将来の投資になるものにお金を使いたい傾向があるようだし、行動の意思決定にも、何を得られるか?よりもどれだけ多くのものを得られるか?の方が重要なように感じます。


性質4、積み上げの上にしか目的の達成を期待していない。


ちょっと極端な表現をしました。

ただ、君は何か価値を得ようとするときに長期的な目線を持つことがスタンダードになっているように感じました。

・ドラフト会議の話
・とりあえず1年はコーチング受けてみる話
・半年間はULをやり切ると決めた話

お金の使い方についても、働き方についてのポリシーも長期間何かを積み上げる事が前提になっていますよね。

ここまではセッション中に目線があっていた話。
これ以降は完全にひつじの想像で話します。

ギャンブルで借金を負った経験が、君に長期的で手堅い価値回収の考え方を植え付けたのだろうか?
どう?


【性質まとめ】
投資家っぽいね


一旦今回明らかになったもの達をまとめました。(一旦、、、口癖だね笑)

全体を書き出してみて「あ、これは投資家っぽいぞ?」なんてことを感じています。

特に性質2〜4は「投資家的性質」なんて括ってみてもいいかもしれない。

そもそも、金銭でも成長でも経験でも何か価値を回収するためには長期間の継続が必要であるという価値観がありそうである。

長期間の時間を投下するならば、一番最初から目的の伴った一つの投資先に決め打ちするのではなくて、いくつかの投資先に小さく投資をしてみて副利の大きそうなものは継続するし、そうでないものは淘汰していく。

長期間継続してみて、トータルで回収できる副利が最大化できるように行動をしていく。

君は「何を得るか」よりも「どれだけ多く得るか?」という問いが根底にありそう。

<何を?よりも量を意識した発言たち>
→「レーダーチャートの一つを尖らせるのは自分には合わない」
→ 副利の考え方
→〇〇さんが理想のリーダー像なのはなぜか?という問いに対する答え。「〇〇さんは”顔”の数が多すぎる」数に焦点を当てた第一声。
→大学を選んだ理由。4年間で複数の資格を取れるならコスパいいじゃないか。

これが君が持つ性質だと思うのだが、、、、どうだろう。ここまで踏み込んだ表現はセッション中にしなかったので、また別途答え合わせをしましょう。




③②を用いた①の解決方針


3だの2だの1だの。なんてややこしいタイトルなんだ。

当初の解決したかった課題に対する打ち手をまとめていきます。


課題1
「なんのために働いているの?」に対する明確な回答を自分の中に持っておきたい。

【回答】
今のポジションでの活躍を積み上げた先の将来が楽しみであるから。
将来を楽しむため。
具体的な目標はなくてもいい。

課題2
「誰のために働いているの?」に対する明確な回答を自分の中に持っておきたい。

【回答】
同上

課題3
貯金してきたお金の有意義な使い方を明確にしたい。

セッション中に解決。
詳細は後述。

課題4
シフト作成にこだわってコーチ達に優しさを提供するのか?
それともシフト作成の質を緩めて作成担当のスタッフに優しくするのか?
負担を軽くするべきはどっち?

未着手



君の基本性質が明らかになったことで、課題の1と2はもうクリアできていそうです。

ここでは3、4に触れていきます。


課題3、お金の使い方について


【結論】
お金は自己研鑽に集約する。

例)読書
例)読書環境
例)海外経験
例)風俗などの未知の経験


お金は自己研鑽に投下する。が答えになりました。

これについては「将来的に価値回収が可能な自己投資」の側面と「現時点でより良いリーダーになるため」という2つの動機がありそうです。後者については後述。

自己研鑽をするために、まずは本を買う。というアクションに落ちましたがどうだろう。合うだろうか?

「買ってきた本を読んでみなければわからない。」

が回答だと思うけど、本の読み方や自己研鑽のスタイルについてもひつじの視点を渡しておきたい。あくまで私の視点ですので、これを刺激にして君の視点を探してね。


ひつじ視点①
本屋で欲しいと思った本は値段を見ずに全部買う。

ひつじ視点②
買った本は読まなくても手放さずに本棚に置いておく。

ひつじ視点③
本棚に並ぶ本をいくつかのカテゴリに分類する。

・読了できて面白かった本。
・読了したけど微妙だった本。
・読了できなかった本。
・そもそも買っただけで着手しなかった本。

こんな感じ。分類の仕方は自由。

ひつじ視点④
読了して尚且つおもしろっかった本の要因分析する
(そんな大した分析をしてるわけじゃないが)。

著者が合うのか。
テーマの設け方が合うのか。
売れている本が自分にも合うのか。

自分が摂取しやすい情報形態を特定する。
(ボディビル選手が自分の小腸にあった栄養源を特定するイメージ)

ひつじの場合
①誰か知り合いのおすすめである。
②著者の感情や経験を伴った記述がされている。
ここらへんの特徴がある本があっている感覚があります。
インプットをするにも、アウトプットをするにも
頭の中に対話相手の個人が想像できることが重要みたいです。


一通り書いてみました。

読書も、書籍をためることもあくまでひつじにあったやり方です(コレクションにお金を使いたくない君には合わないかもね)。
あくまで参考までに。


課題4
シフト作成にこだわってコーチ達に優しさを提供するのか?
それともシフト作成の質を緩めて作成担当のスタッフに優しくするのか?
負担を軽くするべきはどっち?


今後のテーマっぽいよね。
君がなんで働き手に優しいシフトを作れるのかについては、今まで最大の謎だったけども、一旦答えっぽいものば見つかりました。
結論、整体の経験からくる君の特性が役立っているということのようなので、これを一朝一夕にメンバーに共有するのは難しそうです。


ならばこの問題の糸口はどこになるのだろう。
これは改めて必要ならば具体的な話ができればと思うのだけど、ちょっと概念的な話を投げてみようと思います。
これに触発されて思考が進むなら最高です。


【考えているテーマ】
戦闘力の教育でカバーするのか?
適正と組織編成でカバーするのか?


「現場のコーチに優しいシフトを組みたい」
そんな類のお話をされていました。

シフトを埋めてマイナスを0にするだけではなく、そこからさらに組織コンディションをプラスに転じられるようなコーディネートを、、、、君ならばできるわけだけども、これがどうにも君のメンバーにとっての当たり前にならない。

これはどうして行こうかね。
こんなこと言ってもしょうがないけど、めっちゃくちゃ難しいと思う。

だって、ただシフト業務をこなしていれば改善できるものでもなさそうだから。

例えば、〇〇(社員さん)の例をとってみよう。
シフト業務に関しては彼の方が君より圧倒的に先輩だろうし、経験値も上だろうが「優しいシフト」に関する価値観は君と食い違っているようだ。きっと彼は君が優しいシフト編成にかけている時間を別のことに使っているのだろう。

君が持っている「優しいシフト生成能力」はシフト業務をする中で全員が必ず得ていくものではなさそうです。そもそも君だって〇〇(会社名)の外部から持ち込んだ能力だしね。

さらに、君はこの能力を何かの報酬を目的に獲得したわけではないのがまた難しい。君はいつか言っていました。

「今のシフト業務は完全に気質でやっているだけで、何か目標を遂げたいとかそういうのではないんですよね。」こんな具合のことを。

気質です。何か「先輩に褒めてもらいたい」とか「給料が上がるから」とか、、、人参がぶら下がっているから頑張ってシフトの質を上げているわけではない。君にとっての当たり前を当たり前にやっていたら、なんでか知らんがそれが組織に貢献していることになっていたようで、ちゃんと評価されてしまったという、、、、なんとも経験とポジションのマッチングによるラッキーパンチ的な側面がある。

これでは他のメンバーをどうやってモチベートして、貴実也君の当たり前水準に持ち上げられるかが未だ不明です。


うーん。

「個人の特性を変えるために教育をしていく」は一つの解決方法ではありそうだけど、君をみていると「個人の特性に合わせて組織編成を組み替える」なんてのもアイデアとして存在してもいいんじゃないかな?なんて思う。

編成の組み替えだって大変だけどね。
各メンバーの個人特性を理解して、誰がどのポジションに適性があるのかを見極めるには、それこそ膨大な時間とコミュニケーションの量が必要だし、さらにひつじが君に対して今やっているみたいな特性の分析も必要でしょう。

教育も編成の変更も、どっちにしたって大変だけどこの辺りを人事に相談してみるのはアリかもね。
今はマーケを担当する人とシフトを担当している人で別れているんだろう?
このメンバーを入れ替えることはできないものか。

全然掘り下がっていないけど、一旦これでお渡しします。
また話しましょう。



その他の課題


今回は本格的にテーマにしなかったものの、掘り下げ甲斐がありそうなテーマが河合の中に溢れてました。


①理想のリーダー像について

ここについては、二言三言しか会話できていないから宿題ですね。今後テーマになるならば一緒に掘り下げましょう。

すぽきのリーダーを担う中で君が打ち出すチームとしての軸はなんだろうか。
これを強い軸にしていくためには、メンバーとどう関わってチームを牽引するのか。

うーん。掘り下げしろはまだまだ数多ありそうですね。



〇〇(会社名)に何人かいる「リーダー」の中で、君は

「〇〇さんが理想のリーダーだよ」

なんて確信めいたものを持っていました。その理由”っぽい”ものは「だって〇〇さんはたくさん顔があるから。」


人事の〇〇さん
役員としての〇〇さん
人生の先輩としての〇〇さん

、、、、きっともっと無数にいるのだろうけど、〇〇さんはその場に応じて仮面をつけたり外したりしながら私たちと関わる。この手数が多いことが魅力的なリーダー像に近いのだろうか?

これは全然まとまらないので問いとして投げておきます。


【問】
〇〇さんが理想のリーダーだと思う理由をいくつか考えてみてください。
具体的なエピソードもあるといいですね。

もしかしたら「リーダーとしてのあり方について〇〇さんに相談してみる」なんてものが、次のアクションに入ってくるかもしれませんね。

課題6
仕事とその他のバランスをどう保てばいいのか?
(整体の話)



最近整体に行けていないことを多少ぼやいていましたね。
これももしかしたら課題になるのかもしれません。

これについてもほどんど会話できていないので、また別途テーマにあげてみてください。


終わりに



今回の記事はこれでおしまいです。

最後に改めてポイントにフォーカスし直して終わりましょう。


新しく発見した性質


・仕事に関してはマイナスから0を超えてプラスまでの広い領域を担うのが普通になっている。

・行動のモチベーションの背景に投資家的な性格が存在しそう。「価値は長期間の積み上げて回収する」「特定の目的のためでなく、最終的に回収する価値がどれだけ多いかが判断基準」「目的は重要ではないので、小さく行動を起こすことに帝王がない」

・お金は自己研鑽に使う。まずは読書から。次に読書環境。


こんなところでしょうか。

今回はおしまいです。
また来月お話ししましょう。
失礼します。


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