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Winny
映画「Winny」を観ました。
(ネタバレ配慮はしませんので、ご注意ください。)
ファイル共有ソフト「Winny」を使って違法動画をアップロードした犯罪者を手助けしたとして、その開発者が逮捕・起訴された事件が題材となっています。
殺人に使われた包丁をつくった職人は逮捕されるのか——。
強引な捜査?
警察や検察の強引な捜査が強調されていたけど、その動機は何だったのか疑問…
警察の裏金問題の証拠がWinnyで流出したことが映画では描かれてて、あたかもそれがキッカケとなったかのように誘導してたが、個人的にそれはあまりしっくりこない。笑
捜査機関は、強い権限を持つ弊害として、一度レールに乗っちゃうと軌道修正が難しいのかもしれない。
最近、再審決定となった袴田事件がチラついてしまいました。
無罪判決後
エンドロールで流れていた、無罪判決後の記者会見のセリフが一番印象的でした。
記者からの「この事件の(警察や検察の)責任についてどう考えますか。」みたいな質問に対して、
「今回の事件も、誰かのせいにすれば済むということで私が逮捕されたんだと思います。」
「それは一つのやり方だと思いますが、それでは何も前に進みません。」
「できるだけ前向きに、今できることをやった方が良いと思います。」
みたいなことを答えていた。
恨み節の一つでも言いたくなるはずなのに、これを言えるのが凄い。
自分もこのことを肝に銘じたいと思いました。
最高裁判決
以下は抜粋です。
全文が見たい方はリンク先へどうぞ。
新たに開発されるソフトには社会的に幅広い評価があり得る一方で,その開発には迅速性が要求されることも考慮すれば,かかるソフトの開発行為に対する過度の萎縮効果を生じさせないためにも,単に他人の著作権侵害に利用される一般的可能性があり,それを提供者において認識,認容しつつ当該ソフトの公開,提供をし,それを用いて著作権侵害が行われたというだけで,直ちに著作権侵害の幇助行為に当たると解すべきではない。
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