【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう_薄桜鬼_狂咲鬼哭_10

 息苦しさがあるが、物足りない。そもそも苦痛が足りない。
 自我を消し飛ぶほどの、苦痛と快楽――その先の解放感を風間は知らないのだ。
 千鶴の頭を動かしている風間の手には、慣れていない者特有の、遠慮と恐れがあり、勢いで補おうとする拙さは初々しく微笑ましい。
 土方は熟練の技巧で、千鶴に思考の間を与えることはなかった。原田の与える苦痛は、彼女から冷静さを奪い理性をはぎ取った。千姫が千鶴に与えた生贄たちは、数に物を言わせながら、千鶴の尊厳を踏みにじる言葉を吐く続けて魂を砕き続けた。
 風間さん……。
 薄桃色に染まった思考ながら、千鶴は自分の相手が風間千景であると意識する。勢い任せの児戯に等しい片生(かたお)いの精技で、千鶴の関心と反応を引き出そうと、必死に腰を動かしている様は哀れであり、愛おしさが千鶴の心を満たし……。
 あぁ、もっと愉しみたい。風間さんを壊したいぃいいぃっ!
 自分が愛する人を、自分と同等に汚せる喜びに、金の瞳が獰猛な光を帯びる。
 千鶴の口中全体を犯す男根が、膨張し始めているのに、射精の気配が一向に来ない。まるで、自分が取り返しのつかないことを恐れているような、風間らしくない単調な動きに、鬼姫の意識が焦れる。
 

つづく

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#R -18
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#二次創作
#風間 ×千鶴×千姫


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