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毎日新聞オンライン連載 「ユダヤの窓から眺めてみたら」第3話目がアップされました。

執筆を担当しております毎日新聞オンライン連載 「ユダヤの窓から眺めてみたら」第3話が先週の土曜日にアップされました😊

 9月9日(日)に毎日新聞オンライン連載 「ユダヤの窓から眺めてみたら」第3話目がアップされました!



~ポルトガルからオスマン帝国へ 大航海時代を生きたユダヤの女傑~


ユダヤの窓から眺めてみたら:ポルトガルからオスマン帝国へ 大航海時代を生きたユダヤの女傑 | 毎日新聞 約500年前に、イスラエルのような「ユダヤ人の国」を造ろうとした女性がいた――。ユダヤ音楽家、岡庭矢宵(おかにわ・やよい)さんの連載3回目は16世紀に活躍したユダヤ人女性実業家、ドンナ・グラシアの知られざる人生をたどります。

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セファルディの文化に関わる者として、私がぜひ日本の人たちに伝えたかったある女性の生涯。「知られざるユダヤ.女大商人」として、各国の王家や大貴族を顧客に抱え、ユダヤ人としての運命に翻弄されながらもそれを乗り越えていったヒロイン。彼女の名は「ドンナ. グラシア」。


伝ドンナ. グラシア像
(ブロンズィーノ画)


隠れユダヤ教徒コンベルソスの家系でリスボン生まれ。同じく隠れユダヤの血を引くポルトガル人宣教師ルイス. デ. アルメイダと同時代に生きた女性です。(ルイス. デ. アルメイダについては「ユダヤの窓から眺めてみたら」第1話目で執筆しています)


「ベアトリス. デ. ルーナ」というキリスト教の洗礼名を持ち、ポルトガルの貴族として生活していた彼女の一家は、その陰で密かにユダヤ教を信仰している、という秘密がありました。



彼女の家のビジネスの顧客であった人々はイギリス. テューダー朝のヘンリー8世やフェラーラ公エルコーレ2世、神聖ローマ帝国カール5世など、古楽のシーンでもたびたび登場する王族、大貴族たちです。



大航海時代の傍らで、数々の困難を乗り越え、ポルトガルからオスマン帝国のイスタンブールにたどり着くまでの彼女のドラマティックな人生を綴りました。


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