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将棋大会備忘録

すみません。最近将棋の話題ばかりで・・。

昨日、文化の日、ある将棋大会に出場してきました。その大会とは、1959年から始まっているという歴史ある日本最大のアマチュア将棋大会・職域団体対抗将棋大会です。春と秋の年二回実施されています。

職場単位で5人編成のチームを組んで出場します。職場によっては、AチームBチームCチームと複数チームを編成しているところもあります。

クラスがS・A~Fに分かれており、トーナメント形式で戦い、各クラスで優勝チームが決まります。

上位の成績を残したチームは、次回大会でクラスが上がり、初戦と次の慰安戦(敗者復活のようなもの)に連敗すると、クラスが落ちるという仕組みになっています。


6年位前に会社に将棋部があることを知り、そこからチームに加えてもらって、毎年大会に参加させてもらうようになりました。

将棋部は普段活動をしてないのですが、大会前だけは練習将棋をしていました。まさしく付け焼刃なのですが、やはり目の前に大会があると練習にも身が入ります。

自分は、それほど棋力もないので、大会での成績は負け越ししているのですが、時々は美酒に酔いしれることもあります。ともかくも、年二回の大会出場は、自分の中の大きなイベントであったのです。


しかし、3年前2019年の秋大会を最後に、コロナ禍に入ってしまい、大会は中止となってしまいました。かなりの大勢が出場する大会なので、密は避けられず、致し方ない処置でもありました。

ところが、ここでようやく朗報です。ウィズコロナも進み、遂にこの秋、3年ぶりの大会が開催されることになったのです。


この大会空白期間、棋譜並べとか、コンピューター相手の将棋や、アプリを使った対戦をしてきましたが、知らない人と対面で盤を挟むのはまさしく3年ぶりです。大げさではなく、死ぬほど緊張しました。

そんな緊張の中、どんな結果だったのか??


果たして、チームの成績はともかくとして、個人としては1勝1敗の結果となりました。今回出場したクラスから考えると、正直上出来です。

そんなわけで、どんな将棋だったのか、簡単に備忘録をしておきたいと思います。・・・はい、完全に個人的なメモです。


一戦目。お相手はその企業のOBと思しき初老の男性。対戦前に気軽に声もかけてもらって、気さくなイメージを持ちました。

将棋は自分が先手番。相掛かり志向の出だしから、横歩取りに誘導しました。横歩取りという戦型は、アマチュアではあまり姿を見せない戦い方なのですが、自分としては力戦将棋に持ち込んだ方が、勝てる確率が高くなると判断しました。

先ほども書きましたが、今のクラスがレベル高いので、実力以上の力を発揮しないと太刀打ちできないと考えました。その場合、定跡がある程度固まっている角換わりや矢倉だと、知識勝負に持ち込まれて、あっさり負けてしまうこともありえます。

力戦は、見たことのない将棋にすぐになるので、一瞬の隙を突くことができれば、自分のペースに持ち込めると判断しています。

そして結果的にこの作戦が当たって、両者両取りを掛け合う乱戦模様となり、中盤からはやや優位な態勢を作り上げることが出来ました。そして最後は、一点集中の攻めが決まって、お相手の投了となりました。

将棋の世界は勝つと天国、負ければ地獄。勝つと「自分が正しかったんだ!」と叫びたくなる欲求に駆られますし、負けると「自分は何もわかっていない!」と膝から崩れる思いをします。この時は天にも昇る心地となりました。


さて二戦目。年齢は自分と同じか、少し下の男性で、チームのリーダーと思しき方です。手つきからして、場慣れしている感満載で、正直駒を並べている段階から、嫌な予感がしました。

二戦目は後手番でしたが、作戦は一戦目と同じ。相掛かり模様の乱戦狙いです。ともに中住まいの囲いにして、小競り合いをしていくのですが、相手の飛車をいじめるような展開にしていたつもりが、自陣に隙を作ってしまい、そこに垂れ歩を置かれて、ペースを握られてしまいました。

相手の実力は、自分より上ということもすぐにわかっていましたが、ペースを掴まれてからは、防戦一方となってしまい、二手すきのような差で詰まされてしまいました。最後の一手まで指して、三年ぶりの負けましたと、投了しました。今回は地獄です。



さて、将棋大会があった週と言うことで、藤子記事をあまりかけない一週間でした。一応一段落したので、また明日からは、将棋熱から藤子熱に移行させたいと思います。


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