たった5ページの大冒険『のび太漂流記』/藤子Fのロビンソン漂流記③
少年時代の藤子先生の愛読書の一つだった「ロビンソン漂流記」。今読むと、「絶対に漂流したくないなあ」と率直に思ってしまう40代中年なのだが、冒険心溢れる少年時代に出会うと、それは我が事のようにハラハラドキドキしてしまう本である。
藤子作品では、手を変え品を変え、「ロビンソン漂流記」をモチーフとした物語が展開されているが、これまで「オバQ」と「パーマン」の漂流譚を紹介してきた。
パーマン(みつ夫)にしろ、正ちゃんQちゃんにしろ、基本的に自力で漂流生活をすることに憧れを抱いてお