彼女等は一人じゃない1
僕の名前は〇〇、今年田舎から東京に来た新入大学生だ。
わざわざ東京の大学にした理由は1つ、親離れ。だから遠くの大学に行って1人暮らしを満喫!!と言いたかった所だが…お金がある訳でもないのでしょうが無く『シェアハウス』という形で東京で過ごすことになってしまった
〇〇:ここだよな…
僕はスマホと実際の家を何度も見比べて家の前に立って呼び鈴を鳴らすかどうかずっと迷っていた。
〇〇:よし…
スマホの時計で8時になったのを見計らって呼び鈴を鳴らす
🛎ピーンポーン
鳴らした瞬間にドアが開き綺麗な女性が出てくる
??:はーい?何でしょう?
〇〇:あの、今日からお世話になります〇〇です!
??:お〜!君が!よろしくね〜私は田村真佑!社会人やってまーす
〇〇:よろしくお願いします…
僕はお世話になることを考え深々と挨拶をする
田村:あ、家入っちゃって〜
〇〇:お邪魔します…うわぁすっごい綺麗…
田村:でしょ〜?やっぱ社会人だし?清掃とかは私がやってるから任せて♡
??:違う違う…それ全部片付けたの私
上の階のドアが開いた部屋から声が聞こえる
田村:もぉ〜アルノちゃん!折角良い人に見られる所だったのに…
田村:あ、あの部屋の子は中西アルノちゃん!家事とか全般やってくれる子なんだけど、人馴れしてなくて…ちょっと仲良くなるの難しいかも笑
〇〇:あー…そうなんですね。まぁでも仲良くなれるよう頑張ります笑
田村:その気その気!よろしくね
その後、僕は自分の部屋や内装を田村さんに紹介されて自分の部屋で落ち着くことになった…
〇〇:マジかぁ…大丈夫かなぁ…
僕が部屋に入って1言目がこれだったのには訳がある。
それはシェアハウスで所謂ハーレム状態という事実からだ。
実は田村さんによると、田村さん中西さん以外にもう1人菅原咲月さんという僕と同じ今年からの女子大生がいるらしい…
〇〇:あぁ〜どうしよぉ…今日からやってられる気がしないんだけど
そう1人ベッドで呻いていると田村さんが下の階から呼んでくる
田村:ねぇ〜〇〇くん!!ちょっと来て〜!
〇〇:何ですか…??あ…
田村:そう、この子がもう1人の住居者の菅原ちゃん!
菅原:菅原です…よろしくお願いします…
〇〇:よろしく…!多分、同い年…だよね?
菅原:そうらしいですね…
〇〇:じゃあお互い悩みとか分かると思うんで…よろしくね
菅原:うん!よろしく…
菅原さんと挨拶を終えた時だった、中西さんが下の階に来てホワイトボードを出してくる
〇〇:な、なんで急にホワイトボード…
中西:いや…田村さん、ルール
田村:あ、ルールね!忘れてた笑 じゃあ!〇〇君にこの家のルールを教えまーす!
家のルール
1,掃除・洗濯・料理などの家事において田村さんはやらない事!
2,女子部屋、特に中西さんの部屋には入らない事!
3,晩御飯は皆んなで食べる事!
田村:こんな感じかな…?んーやっぱ私も家事したい…
中西:絶対ダメです
田村:なんでよ!!
菅原:真佑さんは絶対ダメ
〇〇:何をしたらそんな扱いになるんですか…
中西:1回トンカツを爆発させてるんで
トンカツを爆発ってどういうこと…
菅原:まぁ〇〇くん、このルールでお願いね
田村:晩御飯は一緒にだから!実質門限ね!
〇〇:はい!改めて、これからもよろしくお願いします!
田村:よーし!じゃあ今日は予定無いし私が昼ご飯振舞ってあげる!!
菅原・中西:絶対ダメです
これから笑いあり涙ありのシェアハウス物語が始まる…
住んでいるのは一人じゃない1
to be continued……
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