パワースポットのつくりかた ・ すべての物や出来事に「神」が宿る 062
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「パワースポットのつくりかた」(上田サトシ著、2020年3月19日、フォレスト出版より発売)より少しずつ抜粋して書いています。
今回のテーマは、「すべての物や出来事に「神」が宿る」です。
八百万の神というと、小さい頃から「ご飯粒ひとつひとつに神様が宿っているから大切に食べるんだよ」と言われていたのを思い出します。
海外に出てから解ったのですが、こういった沢山の神々という考え方は珍しく、神はひとりだというキリスト教などに代表される宗教的な考え方が一般的です。
そういった沢山の神々という考えを発展させて考えてみると、私たちの身体の中にある「意識」という存在も神の一つだとと考えられるのではと思います。
そして日本古来からの自然崇拝の考え方「アミニズム」という、自然の中に神がいるというような考えともかけ離れていないように思えます。
そのように考えていったときに、「神」という存在が何なのか?という答えが導き出されるのではないかと思うのです。
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すべての物や出来事に「神」が宿る
人間にも空間にも「たましい」は存在します。
「あの人と会うとなんとなく心が弾む」「あの人は何かこちらを不安にさせる」「あの場所に行くとリラックスした気分になれる」「あの場所に入るとなんだかゾワゾワする」
そんな言葉にもならないような感覚を覚えたことはありませんか。
いわゆる「気配」のような物です。
人が第六感で感じとるこのような「気配」はまさに人と人、人と空間の「たましい」の相性のような物です。
日本には古来から八百万の神という考えがあり、すべての物、出来事に神が宿ると言われています。
北海道のアイヌ民族の言葉で、神様が宿ることをカムイといいます。漢字で書くと「神居(カムイ)」となり、神様がいるという意味になるそうです。そのカムイという言葉は、自分一人では出来ないことができる物や動物などに対して、「カムイ」というのだそうです。
自分ができない素晴らしい泳ぎをする魚に対して「カムイ」、動物を一撃で倒すような熊に「カムイ」というのです。自分の手で水を救うと飲める量に限りがありますが、お椀を使って飲むとより多くの量が飲めます。だからお椀に対しても「カムイ」というのです。
自分ができないことや自分の限界を知って、自分以外の存在に対して尊厳を持って接する。すると、大いなる力や宇宙の「意識」、そして家族や大切な人に愛や思いやりを持って「心で繋がって幸せを感じる」ということにつながります。
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