見出し画像

中国観光ビザ(Lビザ)を取得しました

2か月ぐらいかけて中国の観光ビザを手に入れました。深圳のアライバルビザを除けば初の中国ビザです。
2次(ダブル)ビザなので2回まで入国可能で、それぞれ30日間滞在できるものです。

せっかく手間暇かけて申請したので、中国観光ビザ(Lビザ)申請のやり方について解説を残しておきたいと思います。


中国ビザ申請は面倒くさい

仕事等で中国ビザを取ったことがある方ならご存じのとおりですが、これまで15日間のビザ免除措置でしか中国に入国したことがなかった身としては、正規のビザ申請は「正直めっっっっっっちゃ面倒くさかった」です。

特にビザセンターの予約。1か月半先まで予約が埋まってるとかやる気無さすぎ。この時点で1か月半より後にしかビザが取れない=入国できないことが確定するので、気軽に旅行の予定を立てるなんて絶対に無理です。

面倒くさいポイント三選

①ビザ申請時は先にオンライン申請サイトで必要事項を入力して申請書を作成する必要があるのですが、両親の個人情報から職場の役職、上司の名前や連絡先まで書かされます。ただの観光ビザなのに。日本の短期滞在ビザだと名前、生年月日、職業ぐらいじゃね🤔

まぁとにかく入力しないといけない項目がめちゃくちゃ多いので、休日とかを使って気合を入れて入力していかないと全然終わりません。

②あと、初っ端いきなり証明写真のアップロードを求められるのですが、謎サイズ&ルールが多いため規定に合った写真を用意するのが結構面倒です。

③必要事項の入力が終わればビザセンター訪問(窓口申請)日を予約します。上述の通り予定が空いてなさすぎて軽く絶望する上に平日しか空いてないのでサラリーマンには厳しい…午後有給を駆使して時間を作りました。

オンライン申請と必要書類の準備

オンライン申請サイトには一応申請に必要な情報は載っているのですが、情報がかなり少なく分かりにくいです。特に記入方法については何のフォローもないので、どう入力すればいいか分からず困りました。

結局、こちらのサイトこちらのサイトを参考にしながらオンライン申請フォームを入力しました。

証明写真は自分で撮影

証明写真については、自分でスマホ撮影してFreeDPEという有料サービスで規定サイズに調整、プリントしました。自分で簡単に写真を用意できるのでオススメです。本当は写真屋に行く方が確実だとは思うのですが面倒だったので…。

飛行機のチケットを予約する

オンラインでの申請が終わったら、申請書に入力した渡航予定通りの飛行機チケットを予約します。今回は2次(ダブル)ビザを申請するので、2回分の往復チケットを予約し、予約後に送られてくる旅程表を印刷しました。

招へい状を自分で作る(サンプルがねぇ)

観光ビザ申請にはホテルの予約書または招へい状(招聘状/招待状)が必要とのことで、今回は泊めさせてもらう知人に一筆書いてもらうことに。

特に書式は決まっていないらしいのが逆に厄介で「中国 観光ビザ 招へい状 フォーマット」とかで検索してもサンプルが全然見つからず。特にダブルビザのサンプルなんて見つかるはずもなく、結局Wordで自作しました。

記事末尾にWordファイルへのリンクを置いておきます。シングルビザにも対応

当初は「招へい状があればチケットの予約は不要」という情報を信じて招へい状を作ったのですが、結局どの道チケットは必要ということが判明。それなら初めからホテルの予約書でいいのでは?とも思ってます。

いざ、ビザセンターへ

オンライン申請後に予約した日がきたら、中国ビザセンターへ行って本申請をします。行く前には必要書類が揃っているか再チェックしておきましょうね。

(一)共通申請書類
1、オンライン記入した「中华人民共和国签证申请表」;
2、パスポート原本及び写し;
3、日本に居住する第三国申請者の場合:在留カード、日本上陸許可または日本査証及び入国証印;
4、元中国籍を有する場合:
① 初めてビザ申請を行う方:旧中国パスポート及び帰化証明書;
② 過去にビザを取った方:旧中国ビザ。
5、証明写真1枚。
(二)各種ビザにおける申請書類(詳細はこちら

中国ビザ申請についてのお知らせ(2023年3月14日更新) - 中華人民共和国駐日本国大使館

オンライン入力した申請書はPDFをダウンロードして自分で印刷して持っていく必要があります(署名欄と日付の自署を忘れずに)。

パスポートは原本だけでなく、写真があるページのコピー(白黒でOK)も持っていきましょう。一応ビザセンターには証明写真機とコピー機はありますが事前の準備は怠らないように。

招へい状を提出する場合は招へい者の身分証(両面)のコピーも提出が必要です。

大阪ビザセンターへの行き方

大阪のビザセンターは大阪メトロ御堂筋線 本町駅が最寄りです。本町駅で電車を降りたら12番出口を目指してひたすら歩きます。地上に出たらすぐ右にある商店街を10分ほど歩いた所にあるビル博丈に向かいます。

ビル博丈の入口(Google Map 口コミより)

このビルの入口はちょっと見つけ辛いので、初めて行く人はGoogle Mapの口コミ写真を見ておきましょう。商店街に面した側ではなく道路に面した側(ビル駐車場の右隣)に入口があります。ビルに入ってエレベーターで9階に上がるとビザセンターの入口が見えます。

まずは受付を済ませる

入ってすぐに受付のカウンターがあるので、持参した申請書を見せるとレシートタイプの整理券がもらえます。

整理券には「番号」と「何人待ちか」が書いてあります。

ちなみに職員は皆さん中国人のようですが、日本語での会話は可能です。

順番が来るのをひたすら待つ

窓口は6つ。一番左が受取専用で、残りの5つが申請用窓口のようです。

上部モニターに整理券番号が表示されるので、自分の番号が呼ばれるまでひたすら待ちます。

所狭しと椅子が並んでいますが、時期によってはすべて埋まっている場合も…

自分の番号が呼ばれたらモニターに表示されている窓口に向かいます。時期にもよりますが、私が申請した時は30分ぐらい、受取時は15分ぐらいで順番が回ってきました。

必要書類を提出していつもの撮影&指紋収集

申請書類、証明写真、パスポート、パスポートのコピー、旅程表、招へい状などなど必要書類を窓口の職員に渡せばあとはチェックしてくれます。

もし不備があったり書類が足りない場合は「今日中にまた来ます」または「後日また来ます」を伝えれば期日を切っていったん保留にしてくれます。期日までに必要な資料を揃えて再度ビザセンターに行きましょう(Webでの再予約は不要)。

書類に問題がなければ中国入国時お馴染みの顔写真撮影と指紋収集を行い、後は「x月x日以降に取りに来てください。値段はxxxx円です。」と伝えられて受取票を貰ったら申請は完了です。

貰った受取票。申請したビザの種類や受取日などが記載されています。受取可能時間が短い!

現在、大阪ビザセンターでは郵送受取は対応していないようなので、パスポートを受け取るために再度ビザセンターまで来る必要があります。平日しか営業していない上に窓口の時間も限られているのがなかなか厄介です。

「受取票さえ持っていれば本人以外が取りに来てもOK」とのことなので、もしどうしても時間が取れない場合は代理の人に取りに行ってもらうのも手です。

受取時はクレジットカードで料金を支払いました。AMEXは対応していないのでVisaかMastercardを持っていきましょう。現金でも大丈夫だと思いますが私が見た限りでは全員がクレジットカードで支払っていました。

領収書を受け取る時「宛名は空欄でいいですよね?」と向こうから言ってきたのにはちょっとだけ中国を感じました。本当はダメだけどこの方が便利だよね?と。まぁそうだけど普通そっちからは言わん。

入力ミスがあっても大丈夫!

ちなみにオンライン申請時に入力ミスがあったとしても、窓口申請時にボールペンで手書き修正できるので慌てなくても大丈夫です。

私は窓口申請の当日にパスポート番号を間違えて入力していることに気付いて絶望したのですが、何食わぬ顔で提出したら「間違ってますね、手書きで直してください」とだけ言われ、手書き修正すればそのまま提出できたので助かりました。

「ついに今日はビザの申請日だ!念のため最後の書類確認を…あれ間違ってる😮」「どうしよう、もうこのまま持っていくしかないけど…流石にパスポート番号間違いは致命的では…」

とか一人でめちゃくちゃ焦っていたのですが、結果としては問題なく申請できたし、ちゃんとビザは貰えたので安心してください。もちろん入力ミスは無いに越したことはないんですけどね。

不明点などあればコメントどうぞ

私が答えられる範囲であればできるだけ回答します。

窓口申請の手続きについては大阪ビザセンターしか経験がないので、他地域での申請についてはあまり詳しくないですが。

招へい状のサンプル(シングル/ダブル)

観光ビザ(Lビザ)用の招へい状のサンプルを置いておきます。

ここから先は

45字 / 1ファイル

¥ 500

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 頂戴したサポートは今後の活動に充てさせていただきます。 今後ともよろしくお願いします。