【自己紹介】弊社サービスについて

 SharsonConsulting(株)です。2022年9月の新システムリリースに伴い、メルマガ・コラム掲載を再開させていただきます。

 2018年の創業から早くも4年が経過しましたが、これまでも多くの企業様に弊社Brain Bankサービスをご利用いただき、更にはサービスシステムのリリースまで辿り着けましたこと大変感謝申し上げます。

 新システム導入により、システム登録いただいた法人の皆さまは、弊社Brain Bankサービスに登録しているハイクラス副業人材を一覧で確認でき、加えて新たに登録された副業人材の情報をタイムリーに受け取ることが可能になります。

 弊社としてもこれまでの企業様からの課題提出を前提に副業人材を探すという副業導入フローに加え、人材のできること(質)ベースで副業のご利用開始が可能となり、企業様の業務推進により一層貢献ができることを企図しております。

 システム登録に当たっては、弊社HP上のお問い合わせフォームのお問い合わせ内容に「システム登録」とご連絡いただけますと幸いです。


 今後更に皆さまのご期待に応えることができるよう努めてまいりますので、引き続きのご愛顧何卒よろしくお願いします。



第一回 コラム(サービスご紹介)

 長い間コラムや記事掲載を休止していたこともあり、弊社サービスも改めてご紹介させていただければと考えております。

 弊社サービスをすでにご利用いただいてるお客さまにおかれましては、再度のご紹介になってしまうかもしれませんが、本コラムを通して副業人材の新たな活用も見出せる可能性もありますところ、御一読いただけますと幸いです。

<もくじ>

 1.  日本における人材活用の状況
  ① 中小企業の採用難
  ② ハイクラス人材の苦悩
  ③ 副業という新たな働き方とSharson Consultingの誕生

 2.  Sharson Consultingの解決策
  ① サービス概要
  ② 人材の質
  ③ 料金設定

 3.  Brain Bankサービスの活用
  ① 情報のインプットとアウトプット
  ② 柔軟な業務遂行

 4. まとめ


1. 日本における人材活用の状況


① 中小企業の採用難

 採用、特に優秀な人材の採用が難しいということは、企業様の皆さまが深く実感していることと思います。古き良き時代には「縁故採用」というものがあり、地元の優秀な人材を社長や役員のツテを通して採用することができましたが、現在はリクナビやマイナビといった全国区の所謂「就職サイト」が存在し、ほぼすべての就職希望者はこれら就職サイトを通して就職活動を行います。

 これを就職希望者の目線で説明すると、元々は学生時代の先輩や親族経由のツテのある企業に就職するしかなかったのが、今ではこれら「就活サイト」を通して、海外や地元にいても、インターネットを介してすべての企業に応募することができ、採用のチャンスが広がるということです。

 他方で、中小零細企業からすると、有名企業、大手企業と就職希望者の取り合い、所謂「競争」に巻き込まれたという形になります。中小企業が有名企業・一流企業と単純に就職希望者の取り合いを行った場合、ネームバリュー、待遇、業務スケールの大きさ等、様々な要素で不利となることは明確です。

 この意味で、中小企業が優秀な人材を採用できる確率というのは、20年以上前と比較すると低くなったということは明白であり、こういったことも相まって中小企業の人材の質低下が近年大きな問題になっていると理解しております。


② ハイクラス人材の苦悩

 一方で、こういった「就活サイト」を通じて有名・大手企業に就職した就活生はこれらの企業に就職した後さまざまな苦悩に見舞われています。中でも大きな苦悩のひとつとして「仕事の充実感のなさ」というものが挙げられます。

「歯車の一部」という言葉がありますが、大企業の業務はスケールが大きい分、自分ひとりでできる仕事というのは非常に限られており、自分が何かに貢献したという意識をもつことが非常に難しい状況になっています。大企業出身者の多くが、激務の外資系企業やベンチャー企業に転職するのは、こういった「仕事の充実感」を求めてのことであるのは、皆さまもご存じのことかと思います。

 またこの充実感のなさにさらに拍車をかけて、最近では企業のAI化・システム化が進み、業務がどんどん削減されています。これは業務が楽になったという見方もできますが、一方で自分の仕事がどんどん奪われていく恐怖に直面しているということでもあります。こうした状況の中、ハイクラス人材の多くは、将来も、何かしらのプレゼンスを維持できるような実力を身に付けたいという意識が非常に強くなっています。

 他方、AI化やシステム化のメリットとして、業務が楽になったことを挙げましたが、これに伴って、現在では「企業のホワイト化」が進んでいます。現在は17時の定時で帰社するサラリーマンも非常に多く、余暇を持て余している状況です。

 こういった余暇の時間を有効に活用し、自身の成長、自身のプレゼンス向上を図れれば良いのですが、世にあるのは資格試験や読書といった「座学による勉強」ばかりであり、多くの誘惑がある中でこれら座学を継続することは非常に困難です。結果的に多くのハイクラス人材がYouTubeやNetflixで時間を潰しているというのが現状です。


③ 副業という新たな働き方とその問題点

 そういった状況の中、2018年頃から「副業」という新たな働き方が生まれてきています。これは、本業を維持しつつ、サラリーマンが本業から帰社した17時以降、もしくは土日を使って、本業とは別の収入を得ようという働き方です。

 しかし、現在「副業」と言うと、FXやYoutube、ブログ等の執筆業が主流で、これらが自身の成長に繋がるかというと微妙です。最近やっとクラウドワークスやサーキュレーションといった企業が出現し、Webデザインや一部の資料作成といった具体的なスキルを用いた副業が広まってきたというところですが、ハイクラスのサラリーマンの本質は、Webデザインや資料作成といったスキルではなく、その思考力・企画力であり、社長をはじめ社内の上席幹部の意向を的確に把握し、そのために必要な業務を自力で洗い出し、それを実現につなげるということと我々は理解しています。

 こういった能力の説明は後程(主に3①)に回しますが、この思考力・企画力といった点が、ハイクラス人材を採用することが難しくなっている中小企業において最も不足している部分であり、この部分を社長や幹部が一手に担い、一般の従業員に落とし込めないからこそ、中小企業の社長幹部の業務量は非常に多く、また企業自体の成長が鈍化しているのだと我々は考えています。


2. Sharson Consultingの解決策


①サービス概要

 Sharson Consultingの提供するBrain Bankサービスは、端的には「副業の紹介事業」です。しかし上記のような課題から生まれている事業であるからこそ、ただの副業紹介ではなく、「ハイクラスの人材を中小企業に提供する」ことにこだわっています。

 Brain Bankサービスにおいては、月単位で契約をいただき、お客さまからご依頼いただいた業務について、副業としてアサインされた人材が本業以外の時間を使って対応します。これら業務については、基本的に週1回程度の定期ミーティングにて定点観測を行い、進捗を確認いただきながら、企業の企画実現につなげていただければと考えております。

ご依頼いただける業務については特に制限は設けておらず、幅広くご依頼いただければと思います。しかし、副業人材の本業に影響する依頼等については常識的な範疇でお断りさせていただく場合があります。またハイクラス人材という思考力に強みをもつ人材を紹介させていただいている観点から、対面での営業活動や、単純な事務作業などそういった人材の価値を適切に引き出せないような業務については、業務内容の見直し等を提案させていただく場合があります。


②人材の質

 弊社Brain Bankサービスはとにかく「人材の質」にこだわっており、そのために、人材の募集に際して厳しい制限を行っております。具体的には、人材の集め方、もう一つが登録に当たっての、厳しい審査です。

 まず、人材の集め方については、基本的に弊社代表の個人的なツテを通じて副業人材の募集を行っています。これにより、一般の副業市場や転職市場には出回っていない、質の高い人材を獲得しています。本来こういった質の高い人材は本業で十分の成果、報酬を得られており、そもそも自発的に副業を行うメリットが薄い層ですが、個人的なツテを経由して、直接協力を仰ぐことで、他社では活用できない人材の提供を実現しております。

 その上で、副業人材の応募に際して、各人材から自己PRを含むエントリーシートの提出を受け、一定の成果が見込めると当社運営が判断した人材については、直接の面談を実施し、思考力やビジネスコミュニケーション能力といった、企業の根幹を担うような重要企画の実行に必要な要素を確認した上で、企業の皆さまにご紹介しております。

 こういった厳しい募集方式・審査形式を維持している以上、Sharson Consultingで副業をしたくてもできない方が多く出てしまうこともありますが、結果として、業務をご依頼いただいた企業の皆さまには、当社としても「ハイクラス人材」であると自信をもった副業人材を紹介できるという仕組みになっております。

 なお、当社の提案資料や広告においては、「大企業」「高学歴」といったワードを多用しておりますが、これらは(良くも悪くも)目を引くという意味で、マーケティングの一環として使用しているワードで、我々としてはこういった肩書のみではなく、実力を確認した上で、皆さまに副業人材を紹介させていただいておりますので、この点はご安心いただけますと幸いです。  


③料金設定

 Brain Bankサービスの料金は副業人材1名の採用につき15万円/月とさせていただいております。

 15万円という金額は、新卒採用した1年目社会人の雇用コスト(給料+保険料等経費:30万円前後)の1/2程度のコストであり、また外部コンサルタントと比較すると、人材の質も高く、実際の実務も含めて業務対応可能であるのにも関わらず、格安の料金設定になっています。

 なお、15万円/月という金額は基本的に全てのお客で一律の料金となっております。これまで複数回値下げや成功報酬形態への変更の要望はいただいておりますが、副業人材の業務対価との観点等さまざまな点を踏まえ、受けて付けておりませんので、この点はご了承ください。

 また、勤務時間については、思考力や企画の内容(成果物の提出)に重きを置いていることから、特段制限を付けておりません。ただし、勤務時間が50時間を超過する場合には、業務の削減や料金の見直しを相談させていただく場合がございますので、この点もご了承いただけますと幸いです。


3, Brain Bankサービスの活用


 Brain Bankサービスを様々な人にご紹介するに当たり、多くのご意見をいただいておりますが、その中でも一際多いのが、「副業を活用するのがはじめてのため、どのように活用すれば良いかがわからない」というものです。そこで以下のとおりBrain Bankサービスの特徴を2つご紹介しますので、活用方法の参考にしていただけますと幸いです。

①情報のインプットとアウトプット

 ハイクラス人材の特徴は学生時代から継続的に「情報のインプットとアウトプット」を高いレベルで求められてきたことにあると考えられます。学生時代は受験勉強を通して、英数国社理の5科目の情報をインプットし、応用を加えたハイレベルなアウトプットを求められてきました。社会人になってからも、大手企業では「現状の把握と説明」を強く求められる傾向にあります。

 例えば、営業拠点に配置されたとしても、単に営業を行うのではなく、「現状の営業の状況」⇒「現状の営業成績になっている原因の追究」⇒「改善策」⇒「改善策の実行」を自力で考え、社内で説明し、常に上司・社内の納得を得ていく必要があります。

 これらをハイレベルにかつ綿密に繰り返しているからこそ、大企業での勤務は非常に辛いわけですが、反対にこういったことを繰り返してきたからこそ、①現状を分析し、②適切な改善策を考え、③それを実行に移す、ということをハイレベルで行うことができます

 これをBrain Bankサービスに置き換えると、企業様から社内で抱えている課題を提示していただければ、ハイクラス人材は①課題を調査・分析し、②多様な解決策から適切な方法を導きだし、③企業内で具体的に実行するにはどのように管理/ルール設定するべきかを検討、といったフローを通常業務で忙しい社長や社内幹部に代わって行うことが可能になります。場合によっては、社長や社内幹部よりも正確・かつ効果的な解決策を導き出す可能性もあります。


②柔軟な業務遂行

 副業とコンサルタントの一番の違いは、(多少の制限はあるものの)「業務範囲というものが無い」点にあります。基本的に、コンサルタント(や外注業者)は事前にすり合わせ業務範囲以上の対応は行いません。少しでも業務スコープを超過する場合は別途料金が発生しますと言う始末です。

 他方、Brain Bankサービスにおいては、課題に沿った分野の人材を提供するという観点でサービス開始前に多少の業務すり合わせは行いますが、「副業」という時間的・物理的な範囲で対応可能であれば、契約の変更等もなく、業務を柔軟に調整いただけます。社内の「正社員」と同じ感覚で業務を依頼いただくことが可能です。

 これは業務のすり合わせ(に加えて料金交渉)の時間コストを削減することで、社内の課題に早急に着手し、課題の解決を優先しているため、このような体制を引かせていただいているものです。ただし、極端な例だと営業分野の人材に法務関連の業務依頼を行う等、それぞれの人材の分野・領域を超える業務については、本領を発揮できない場合もありますので、事前にすり合わせた業務から大きく逸脱する業務依頼をされる場合は、Sharson Consultingの運営に事前に相談いただければと思います。

 加えて、副業人材については、採用後であっても月単位で変更が可能になります。変更のしすぎはおすすめしませんが、仮に導入後に想定と状況が異なってしまった場合であっても、追加コストなく、副業人材の変更が可能です。 

こういった仕組みであることから、事前に社内の課題が明確になっていない場合であっても、副業人材を「社内の情報集計や情報収集、調査」等の業務で導入し、社内課題が明確になったのちに、社内の業務改善にシフトするという柔軟な対応が可能である点がBrain Bankサービスの満足度向上につながっています。


4 まとめ


 副業という働き方はまだ浸透しきっていない分、導入した際にリターンがあるのか不安になられることもあるかと思います。この現れとして、料金体系を成功報酬にしてほしいという依頼があったりするのだと思いますが、本事業が「ハイクラス人材」と「中小企業」の双方にメリットを提供するよう設計されている観点から、恐縮ながら現段階では一律月間15万円にて提供させていただいております。

 Sharson Consultingとしてもそれぞれの企業様によって事情が異なるので、必ず成果が出るという無責任な営業トークをするつもりはありません。企業様の事情によって対応する業務も異なれば、働き方、そして効果も異なります。

 他方で、これまで弊社のBrain Bankサービスは1ヶ月からスタートすることが可能であるのにも関わらず、多くの企業様が6ヶ月以上Brain Bankサービスを継続してご利用いただき、何かしらの成果物を生み出してきたという自負があります。また多くのお客様から一度プロジェクトが終了した後でも、再度副業人材を利用したいという問い合わせも多くいただいております。これらはひとえにBrain Bankサービスを経由して紹介させていただく、ハイクラス人材の質の高さを評価していただいている証拠であり、弊社は今後も質の高いハイクラス人材と中小企業のマッチングを通して、日本の中小企業の発展に貢献して参る所存です。

 一方で、副業人材という働き方がまだ浸透していない分、現在のところ副業業界では、採用市場のようなハイクラス人材の取り合いというのは発生しております。しかし、今後浸透していくことにより、副業業界でもまたハイクラス人材の活用がどんどん難しくなっていくことが予想されます。

 そういう中でSharson Consultingとしては、期間1ヶ月のお試し的な開始や、副業人材の交代、業務スコープや業務時期の見合わせ等、柔軟に対応できる用意をしておりますので、是非中小企業の皆様にはお早めにハイクラス人材を活用いただきたいと考えております。いつでもお気軽にご連絡いただけますと幸いです。


 稚拙かつ長文で大変恐縮ですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いします。

中小企業向け副業人材の紹介|シャルソンコンサルティング株式会社 (sharson.com)

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