林業テックが進める効率化

March Wednesday 1. 2022
Verbalization Practice 406th day

Reference:林業テック、生産性高める 脱炭素もにらむ新興勢 日経

スタートアップが林業の生産性向上に大きく貢献している。スカイマティクスはドローンとAIを利用した、リモートセンシング技術を手掛ける。低空からの画像を解析し、施業が必要な場所を特定したり資源量を明らかにしたりする。また、自治体が使う森林簿の作成にも活用すると見込んでいる。これまで森林簿の作成には、現地調査や航空機の利用が必要だったため、数億円かかっていた。しかし、ドローンを活用することで、数十分の一まで減らせるという。

和歌山の企業、中川もドローンを活用して苗木など資材の運用を行っている。苗木運搬は重さが20kgにも達し、腰痛になる従事者も多かった。しかしドローンを導入後は労災が0で、作業量も1.2倍になったという。

森未来は、全国の木材をデータベース化したECサイトを運営している。これまで木材は市場で競りにかけられていたため、競りの状況次第で価格が変動した。一方、このサイトでは、生産者が平均的な市場価格を提示することで、収益の見通しが立ちやすくなる。

感想。ECサイトの話しは、ここ数日注目していた川上・川下のリンクとも関わってきそうだ。こうした方面からのアプローチもあることを知った。また、蓄積量が把握できれば適切な施業量なども明らかになってくるだろう。細やかな管理にもつながるに違いない。





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