中国の無人飲食店

August Tuesday 9. 2022
新聞メモ 559th day

Reference:中国新興、AIで「無人」食堂 需要予測や調理ロボ管理 日経

中国は外食が一般的であるため、もともと飲食店の市場規模は大きい。その規模は実に日本の4倍(2023年)となっている。しかし、その市場に応えるだけの労働力が賄えなくなってきている。労働時間が長いことや週末に休みにくいことが、若者を中心に敬遠される理由となっているようだ。

こうした、労働力不足を背景に、給料を上げる動きが生じている。上昇した人件費は、店舗運営にかかるコストの2割にも達しているという。そのため、この人件費を削減することが当面の課題である。

こうした状況で実験的に導入が進められているのが、ロボットやAIを使った店舗運営だ。コロナ禍での人同士の接触を避ける動きも重なり、競争開発も進んでいる。

無人店舗では、ロボットが調理を行い、AIが材料の品質などを監視するほか、データを分析して需要予測を行い、予め調理するものを決定する。決済も自動で行えるので、人件費は大きく削減できるようだ。

感想。いずれは、こうした無人店舗がほとんどになるのだろうか。そうなると、牛丼屋のつゆだくとかねぎだくは、頼めるのか気になった。そういうオプションをつければよいのかもしれないが、そういう話じゃない人間の面倒くささがあって、あの文化は結構好きだ。店員と話せることは高級なサービスになるのかもしれない。無料の今のうちに、体験しておこうと思った。


#日経COMEMO #NIKKEI

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