王子HD 製材事業復活
March Tuesday 1. 2022
Verbalization Practice 405th day
Reference:王子HD、製材事業に再参入 国産材の循環促す 日経
王子HDは2009年まで製材事業を行っていたが、長期的な木材価格の低迷から撤退していた。しかし輸送時の温室効果ガス削減の観点から、国産材に注目が集まっていることを受け、再参入することになったという。
王子HDは国内最大の民有林所有者で、製紙用のパルプ材生産を行っていた。この社有林に加え、同社の木材事業を担う子会社:王子木材緑化は、昨年、双日与志本林業を買収した。この企業は運搬用木製パレットなどの製材において、国内トップシェアを誇っており、北海道に4つと大分に1つの製材・加工工場を持っている。王子HDの社有林も63%程度が北海道にあるため、この買収により木材生産から加工までを一貫して行えるようになった。
感想。流通網のスリム化は川上と川下の連携を高め、効率的な林業経営を可能とする。この意味において、国内最大の民有林を持つ企業が、生産から加工までの統一化に乗り出したことは、非常に意義のあることだろうと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?