物価高と消費者の行動変化

April Saturday 22. 2023
新聞メモ 821th day

Reference:インフレで消費どう変化? 低価格帯商品にシフトも 日経

最近の物価高に対し消費者の行動がどのように変化しているか、簡潔に紹介している記事があったのでメモしておく。

消費者の行動は二極化しているという。例えばコンビニでは、弁当よりも価格の安いおむすびが良く売れている。しかしお結びだけに注目すれば、高価格帯のおむすびが売れているという。食べていたものを諦めたぶん、妥協の選択肢の中では出来る限りの贅沢をしようという心理が見え、非常に面白い傾向だと思った。おむすびの高価格帯が、弁当の値段を越え始めたら、今度はお弁当人気が再燃するのだろうか?

次に、インフレの需要度だが、消費者は必ずしもすべてを受け入れているわけではないようだ。例えば、シャンプーや紙おむつは、1回あたりの使用量を減らしている。また、プライベートブランドも人気が高まっているほか、特売日における買いだめと思われる調査結果も出ているようだ。賃金の上昇が追い付くまでは、何とか工夫して乗り切ろうという段階なのだろうか。

一方、企業側はというと、長年値上げをしてこなかったので、どのような値上げ方法が消費者にとって受け入れられやすいのか、試行錯誤している状況だという。ステルス値上げに対する視線も強まっている今、値上げに見合うような質の向上が求められている。

#日経COMEMO #NIKKEI

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