スタートアップの土台作り

November Tuesday 29. 2022
新聞メモ 679th day

Reference:米CIC創業者「東京に科学特化拠点設立を」 日経

米CIC(ケンブリッジ・イノベーション・センター、マサチューセッツ州)のティム・ロウ創業者兼最高経営責任者(CEO)に対し、日本にスタートアップを作るには、どうすればよいか意見を聞いている記事。

一言でまとめてしまうと、世界に開かれた拠点づくりが必要とのことだ。日本はスタートアップを作ろうとするときに、日本市場のみを対象に考えがちだが、それだけではいつか限界がくる。企業を成長させるためには、海外展開を見据えて世界から人を集められる場所を作る必要がある。

同じように、メンバーが日本人ばかりなのも問題だという。例えば、シリコンバレーで成功した会社の創業者の半分以上は、アメリカ以外の出自だという。つまり、一定の確率で世界中に散らばっている「起業の才能を持つ人材」をいかに集められるかが、鍵となる。

最後に、国による投資先についても触れられていた。日本は大学の研究には投資するが、その後の起業やイノベーションにつなげる段階への投資は少ない。全体を通じた支援が必要とのことだ。

感想。世界中の才能を持つ人を集めるという考え方は、当たり前だが面白い。日本国内でも、この地域は何だかやたらと元気だなぁと思う場所には、魅力を感じた人がさらに集まりニュースが絶えないように感じる。そうした魅力的な場づくりを世界規模でやるとなると、相当な広報戦略が必要であるとも感じる。ただ、まだ日本には世界に名だたる大企業が残っているので、そうした力を借りるのも手だろう。


#日経COMEMO #NIKKEI

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