イオン 低価格の衣料専門店展開へ
June 1. 2023
新聞メモ 863th day
Reference：イオンが低価格衣料店、30年に240店 節約志向取り込み 日経
イオンが低価格の衣料専門店を2030年までに240店舗展開すると発表した。二極化する消費者の低価格志向の消費者を取り込む形だ。イオンは既存事業でも、広告宣伝費を抑え、中国や東南アジアの生産工場から全量を買い取ることで、価格を抑えている。こうした供給網のノウハウを利用し、ファーストリテイリングのユニクロやしまむらよりも安い価格帯を狙う。
地方では、シニアが衣料品を購入してきた百貨店の閉店が相次いでいる。既に展開している520店舗やPB衣料を扱いうるスーパーやホームセンターを含む1万店が、そうした空きニッチを埋められるかもしれない。きめ細かな需要に応え、食品とのついで買いを促せるかもしれない。
感想。いつのまにかユニクロが高級路線へ移ってしまったので、低価格路線はしまむらが広がっていくのかなぁと思っていたが、イオンが新規参入とのことで驚いた。田舎の大きなイオンにシニア向けの洋服店があまり入っていないのを考えると、PBで百貨店の穴を埋める余白が残されていたのかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？