生成AIと知財保護のルール整備

June Friday 8. 2023
新聞メモ 871th day

Reference:生成AIの文書や画像、知財保護へルール整備 政府 日経

政府は、生成AIが作る画像や文章の著作権侵害について、今後の対応方針について検討を始めた。計画では、次の3つの重要な論点が設定されている。一つは、AIが作り出したものが著作物にあたるかどうか。二つ目は、学習元の著作物と似ていることは、著作権侵害になるのかどうか。三つ目は著作物を使って機械学習したことについて、何が不当であるのかを定義すること。である。

著作権法では、著作物について、原則として人が作ったものを指している。しかしAIの場合、作った人というのはAIに指示を出した人なのか、それともAIを作った企業なのか、はたまた開発者なのか。既存の枠組みには収まらない問題も多々抱えている。

感想。AIへの制限が、人間自らが行う創作活動にも影響を及ぼしてしまうことは避けたいはずだ。そこから考えると、AIを使った場合の著作権の考え方と、人間同士の間の著作権の考え方が、それぞれ必要になって、ダブルスタンダートになるとも考えられるかもしれない。

#日経COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?