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GPT4o(オムニ)で音読テストを簡単作成

先日、GPT4oが発表されました。
学校現場でも、AI活用の場が広がるのではないかと期待がされています。

様々なアップデートがあるGPT4oですが、その特徴のひとつが、「マルチモーダル処理」です。
これれにより、テキスト・画像・音声の処理や生成を行うことが可能になります。
これまでのGPT4でも、同様の処理は可能でしたが、そのクオリティに大きな差があります。

今回は、そんなGPT4oのマルチモーダル処理を生かした、「音読テスト」の作成を紹介します。

◆作成したい音読テスト

音読のテストを実施するにあたって、こんな悩みがありました。

  • 教科書の英文を読むだけでは、「暗記テスト」になりかねない。

  • 先にテストを終わった生徒が、「このページだよ」と教えてしまう。

  • 初見の英文を作成することは手間がかかる。

そこで、AIを活用して

「教科書に出てくる単語や文法を使用して、初見の英文を簡単に作成できないだろうか。」

と考えました。

◆作成の手順

▼教科書の画像を用意する。

まずは、教科書の画像を用意します。

  • デジタル教科書をスクリーンショットする。

  • 紙の教科書の写真を撮る。

▼GPT4oに指示する。

先ほど用意した画像と共に、指示を伝えます。
とても雑ですが、以下のように指示を出してみました。

これらは、中学校の英語の教科所です。
これらで使用されている単語や表現を利用して、50単語程度の英文を作成してください。

すると、以下のように英文が作成されました。

Hello! My name is Ms. Cook. I’m from America and I’m your new English teacher. I love sushi and often eat it. I walk to school every day. Do you like soccer? I do! How about badminton? Let’s play together! Nice to meet you all!

少し不自然な部分もありますが、少し手直しをする程度で、そのまま音読テストの問題として使用できそうです。

◆(おまけ)複数のパターンを作成する。

ChatGPTとの会話の続きに、
「あと3パターン作成して」と指示すると、以下のような出力がされました。

これらも手直しは必要ですが、音読テストの材料として使用できそうです。

◆まとめ

今回は、新しくリリースされたGPT4o(オムニ)を使用した、音読テストの作成を紹介しました。

GPT4oの力を生かして、複数の画像からテキストを生成することで、より効率的にテストを作成することができました。

今回は雑なプロンプト(指示)でしたので、もっと細かい指示を与えれば、精度の高いものになっていくはずです。

今回は音読テストという設定でしたが、同様に読解問題を作成したり、穴埋め問題を作成することも可能です。
様々な可能性のあるGPT4oを、ぜひ試してみてください。



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