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上司に提案を認めてもらうコツ

こんちは!副業社労士まさゆきです。

会社員の仕事は課題を解決して会社に貢献することです。ただ、課題解決の提案を上司に認めてもらわなければ実行できません。長年の会社員経験で思う「上司に認めてもらうコツ」お役に立てれば幸いです。

【上司の関心事を理解して提案するべし】
自分がいいと思う提案でも上司の考えに合わなければ無駄になります。上司は自分が率いる部署の業績を上げるのが仕事、今上司は何を求めているかを理解して提案します。
上司が求める提案をマトリクス表にしました。各々の具体例を入れています。どの提案を上司が求めているか、関心があるか(「売上増―即効性」か「効率化ー遅効性」か)理解し提案する事が大事です。

どの分類の提案に上司は関心があるか?上司の性格にも依りますが、多くは上司が率いる部署の課題に関係するか否かです。部署の課題解決に直結する提案ならば認められやすい。
異なる分類の提案であれば、部署の課題に関連付けて提案します。例えば、「売上増―即効性」に関心が高い上司に「効率化―即効性分類」の「IT導入による事務処理時間削減」を提案するなら「事務処理時間削減により営業の顧客訪問時間が増え、売上増に繋がる」と提案します。

もう1つ考えるべきは、上司の会社での立場です。出世の正念場で1年以内に成果を出す必要があるか、他の成果があり数年後の成果の準備を考えているかで即効性・遅効性どちらに関心があるか違います。

コミュニケーションが頻繁ならば上司の考えを理解できます。部門の経営企画担当などが部門長(上司)の考えを理解でき提案を認められやすいのは当然、出世コースと言われる理由も判ります。

(おまけ)
今話題の「リスキリング」「エンゲージメント」は表の提案を実行に移すエンジンの位置付けで、上司の直接の関心事ではありません。「リスキリング」「エンゲージメント」が浸透しない理由の一つなのかも知れません。

【自分が上司に好かれているか自問自答して提案方法を考えるべし】
上司はだれの提案でも公平合理的に判断するべきですが、上司も人間、好き嫌いが判断を左右します。気に入る人の提案と気に入らない人では残念ながら扱いが違います。
好かれている場合はいいですが(ただし、過信は禁物「調子に乗るんじゃない」と思われたら最悪です)、そうでない場合は?他人を頼りましょう。

上司の関心事をよく理解する人、例えば経営企画の人に「この提案を上司は認めてくれますか?」と相談し、修正すべき点など謙虚に教えてもらいましょう。OKとなれば提案の場に同席をお願いします。同席者は賛成だと上司は受け取ります。立場上アシストしてくれるはず。

手助けする人が出現しないなら。。。諦めるのも一案です(手助けする人がいない時点で提案が認められない公算大)

【提案には王道テクニック「起承転結」を用いるべし】
20年程前にグループ会社(中小企業)にいた際、気に入られていた社長にお聞きした提案のコツ。
「管理職は上に行くほど忙しく個々の提案をゆっくり聞く時間はない。提案は『起承転結、各々1行』で書く。書けない提案は吟味が足りない」具体な書き方を記すと
起:解決すべき課題について書く
承:その課題を堀下げ、今回解決すべきテーマを絞り込む
転:テーマの解決策を提示する
結:解決策が「起」の課題の改善にどう結び付くか説明する」 
全てに通用するテクニックではありませんが、基本的な考え方として覚えておくと応用できます。

最後に禁断?のテクニック。関心事を読めない上司に重要な提案をする時、先に「捨て提案(否認OKな提案)」をして上司の考え方を探ったことがあります。上司の関心事がわかり、無事提案は認められました。いいか悪いかは別として…

ではまた次回

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