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【1/2エッセイ】ただモチベを上げても不安になるだけ。モチベーションの本質を探る旅。

✍️1/2エッセイ とは
✒︎日常の隠れた視点探し
✒︎思考のリフレッシュに
✒︎実体験と少々のリサーチ
などをふまえた独自解釈です
😌(どうか悪しからず)


学んで理解して日常に取り入れたは良いけど、それに慣れてくると、

こんなんでイイのか?

と定期的に学び直したくなることがあります。

その一つがモチベーションを上げること。

そもそもモチベーションって一体何なの?

そうなんです。
モチベーションがやる気が出ている状態であることは分かるけど、もっと科学的に説明するならばどんな状態なの?って話です。

青砥瑞人氏の📚「BRAIN DRIVEN パフォーマンスが高まる脳の状態とは」(Discover21)

をライフログ読書していたら、
その辺りのことが分かりやすく科学的に説明されてあったので、

以下に備忘録として、アウトプットさせていただきました。

宜しければご参照くださいませ🍀

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神経科学的にみたモチベーションの基本構造

モチベーションの神経科学的な構造は以下の通りとのこと。

1️⃣モチベータ
行動を起こすきっかけとなる間接的な原因のこと
2️⃣モチベーション・メディエータ
行動を直接引き起こす体内(脳内)の状態のこと
3️⃣モチベーション
行動を引き起こす体内(脳内)の状態に気づくこと

1️⃣→3️⃣の順で起こるそうです。

例えばこんな感じ。

1️⃣モチベータ
好きなアーティストのライブが当たった→モチベータ

2️⃣モチベーション・メディエータ
「仕事/勉強 頑張るぞ!」とやる気の脳機能が働く

3️⃣モチベーション
ライブチケットのおかげでめっちゃやる気出てきた、とやる気モードになっている状態に気づく

私たちが普段使っている「モチベーション」とは、神経科学的にはこの3️⃣の状態を指すんですね。

そして1️⃣のモチベータは人によって異なります。

そうですね、私のモチベータは

・夜に好きな音楽をかけて好きなように本を読むこと
・楽しい人との時間
・哲学が存在するアニメやドラマ鑑賞

これらのモチベータは何か特別な準備をしなくても、スケジューリングに組み込むだけでテンションが上がります。

また経験上、一工夫加えるだけでやるモチベーションが上がるし健康にも良い方法があります。

それは、
中級レベルのエクササイズ。

これを短時間で行うとやる気が上がってくるんです。

でも不思議過ぎたので、もうちょっとモチベーションの正体を調べてみました。

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モチベーションの正体は二つ:
ドーパミンとノルアドレナリン

まず、モチベーションが上がると挑戦モードに切り替わります。

どんなモードか。

それは、

体験したことないけど、なんか良さそう
体験したことがあるけどまたやってみたい

こんな好奇心旺盛モードです。

挑戦モードの時はドーパミンが高い状態でもあります。

ドーパミンと言えば、快楽物質、やる気物質とも呼ばれる神経伝達物質。

つまり、
モチベとーションが高い状態というのは、
ドーパミンが放出されて、脳内の報酬系が活性化されている状態です。

そして挑戦モードとは別のやる気モードも存在します。

それは、学習モード

この学習モードには、もう一つのモチベーションの正体、ノルアドレナリンが関係しています。

ノルアドレナリンはよく、Fight or Flight (闘争か逃走)と言われますよね。
要は緊張モードを作る物質。

ドーパミンとノルアドレナリンがちょうど良いバランスをとっている時、学習意欲、記憶力が活性化している学習モードを作ってくれます。

少々まとめると、
モチベーションの正体はドーパミンとノルアドレナリンという神経伝達物質であること。

ドーパミンが多いと挑戦モードに、
ドーパミンとノルアドレナリンがちょうど良いと学習モードになる、

ということでもあります。

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でも……
挑戦モードも学習モードも
長くは続かない。

やるきモード全開!
よしこのまま突き進むぞ、
難しいかも、いやできる、
何せ今はやる気モード。
私はできる!乗り越えろ!

と自分を鼓舞しながら突き進まないといけない時があります。

だってね、行動し続けていると、自分のレベルと現実とのギャップを目の当たりにする機会が来ますから。

ずっと絶好調なんてないんです。
そして、うまく行かない状況が続くと焦る。
だけど挑戦する。うまく行かない。焦る。

こうなるとストレスモードに突入です。

嫌ですよね、このフェーズ。

モチベーションなんて下がり過ぎてゼロを振り切っています。

でも待てよ、と。

モチベーションが上がっている時、神経伝達物質が関係しているのだったら、下がっている時だって何か出ているんじゃないか?

という事で、調べてみると、出てきました。

今度はコルチゾールという物質が。

これは神経伝達物質ではなくてホルモンに相当します。

でもね、このコルチゾール、さっきからいたんですよ、初めて出てきたような顔してますけどね。

どこに?

ノルアドレナリンの後ろに居てたんです。

実はノルアドレナリンが放出されるとコルチゾールも発生しやすくなります。

つまり、適度ではなくて過度な緊張状態が続いたり本当はやりたくないけどやらなければ、という状態こそコルチゾールが多く出てしまっているとのこと。

だったらどうしたらイイの?

もう一つね、さっきから隠れていた物質があるんです。

それはβエンドルフィン。快楽物質とも言われるホルモン。

一体どこに隠れていたの?
それはドーパミンの後ろです。

実はドーパミンが放出されるとβエンドルフィンも発生しやすくなります。

βエンドルフィンは「快」を経験することでコルチゾールを緩和してくれる作用があります。

つまりβエンドルフィンを高めることは、ストレスの緩衝材を作ることでもあるんです。

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どうやって
βエンドルフィンを出すの?

専門家の意見をサーチしてみると、
筋トレをすると脳内からβエンドルフィンが分泌されやすくなると言われています。

ここで合点が言ったんですね。 
中級レベルのエクササイズを行うとやる気になる、と先述しましたが、朝しんどいなと思っても、エクササイズを行うと仕事モードになれるのは、βエンドルフィンがストレスを緩和してくれていたからなんですね。

なるほど。
でも、筋トレは苦手。

分かります。苦手なものは苦手。誰にだってそんな部分ありますから。

思い出しましょう。

βエンドルフィンのキーワードは「快」です。
ということは、快をもたらすお気に入りの何かをしても良いということ。

身体的なものでなくても、精神的なもの五感的なものでもいいんです。

例えば、笑ったり、好きな音楽を聴いたり、好きな人と過ごしたり、瞑想したり、リラックスしたり、人によって「快」の種類は違うので、あなた様の「快」になることをしてあげるのです。 

その「快」を休憩時間などにセットしてあげて、その後のパフォーマンスが良い方向に変わる準備をする。

ストレスよ、さようなら、って。

ただ……

こう言うと、ストレスホルモンのコルチゾールが悪、みたいに思われるかも知れませんが、そうではありません。

程よいストレスは人間が周りの危険を回避しながら生きていくにあたって必要な原始的な反応ですからね。

ドーパミンwithβエンドルフィンも、
ノルアドレナリンwithコルチゾールも

ええ塩梅、がちょうど良いのです。

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いやいや、そのええ塩梅が
分からないんですよ……

ってなりませんか?
私だったらなります。これだけ話しておいて。

だってね、ええ塩梅に確実な数値なんてないから。

だったらコントロールできない。難しい。

って思ってたんですけど……実は、一つ簡単にできる方法があったんです。

これ、結構前から私も取り入れていたんですけど、青砥氏も同書の最初の方に述べていたので、思考や感情をコントロールする要でもあるようです。

それこそ、メタ認知。

メタ認知は“metacognition”といって自分の認知プロセスについて考えることです。アメリカの心理学系のブログでもよく散見します。

つまりメタ認知とは、自分がどう考えているか、感じているかを俯瞰する能力のこと。

私の場合はドローンを飛ばすようなイメージをして、自分を上から観て、思考のプロセスも覗きます。

さらにWHY(なんで?)と問います。

なんでこんな感情になってるんだろう
これをする理由ってなんだろう
何のためにするんだろう

といった風に、WHYを含んだ問いを投げかけてみるのです。

これは実際やってみると分かるんですが、自分視点では見えなかった思考や感情のクセみたいなものが観えてくるんですよね。

もし、ドローンを上に飛ばすイメージが分かりにくかったら、映画監督になってはいかがでしょう。

映写機でスクリーンに投影される自分をありのままに観る。

こんな感じでメタ認知する方法をいくつか持っていると、心が迷わず、頭も冷静に保つことができます。

最後に……

  • モチベーションの基本構造はモチベータ、モチベーション・メディエータ、モチベーションの三段階

  • モチベーションは脳内の状態であり、ドーパミンとノルアドレナリンが関与

  • 人それぞれ異なるモチベータが存在し、自分のモチベータを知ることが重要

  • ドーパミンが多い時は挑戦モード、ドーパミンとノルアドレナリンが均衡をとれている時は学習モードを促進

  • 過度のストレスでコルチゾールが増加し、モチベーションが低下する

  • 「快」のβエンドルフィンでストレスを緩和し、やる気を維持

  • とは言え適度なストレスは必要で全ての神経伝達物質やホルモンはバランスが大事

  • バランスを感知するにはメタ認知で自分の思考や感情を俯瞰する

とまとめてみましたが、そもそも神経伝達物質もホルモンも適宜適量に出されるには、その器となる身体の健康が大事。

つまり、

睡眠、食事、運動という原始レベルの生活行動を整えることが不可欠

これらが乱れると、人間はまず生理的な欲求を満たすことにモチベーションを使ってしまうとのこと。

そりゃそうだ。

脳と体の連携プレーは私より、賢いんだから……😏

本日もこの長ーい文章を最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

今日という日があなた様にとって、やる気に満ちた一日となりますように。

しゃろん;

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