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夜勤明けの看護師の動向

この仕事をしたことがない人にとっては
このような生活が結構未知らしく
「夜勤したら、そのあと日勤とかあるん?!」といった質問をよくされた
そんなん死んでまうッw
とツッコミつつ勤務形態を説明した記憶がある

私の勤務先は夜勤明けの翌日はだいたい休みだったが、
以前の病院は翌日に日勤や夜勤入りもあった

とにかく夜勤明けのその日に働くと言うことはなかった


看護師の至福の時間

この時間に何をして過ごしていたのかと言うことを
私はこの機会に記録してみようと思った

看護師しか知らないこの未知の時間、
一体どんな状況で何をしているのか?



仮眠はあれど、オール明けのあの感じである。
気分は最高でありコンディションは最悪のこの状況で
一体人は何をするのか?

「夜勤明けは寝てるよね。」と言われるが、
そんな人あまり出会ったことがない。

あくまで私と私の周りの話だが…。笑


酔っ払い

日勤看護師へ申し送りがつつがなく行われ、
夜勤スタッフみんなで
更衣室に向かうエレベーターに乗るころ
酔いが周り始める。

それまでの緊張の糸が切れ
たまたまエレベーターに乗り合わせた先生に
「お疲れ様でーす。髪切ったんですか?」と
やけに元気に声をかけたりする。

いい迷惑だが、
そんな自分を制御することもできないのが夜勤あけ。
更衣室でのスタッフとの何気ない会話が
なんだか楽しくなってしまうことがある。

「今日ひま?」

これは本当に危険である。全員ひまに決まっている。

心身ともに解放的になった酔っ払い集団がゾロゾロ移動を始める。


何食べる〜?そばがいい?
あっこのランチおいしいらしい〜!
やっぱ肉いっとく〜?
わーい。
Mさんの車何人乗れますっけ?

ときゃっきゃ言いながら
から元気集団が病院の退勤ボタンを押し病院を出ていく

内容は無い

夜勤を一緒に頑張った同士たちと病院の近くで
ランチを済ませる。
11時半に入って、ぺちゃぺちゃ話ながら気づけば15時!!
なんてのはザラ。

何を話たか、全然思い出せない。

さすがに電池も切れて、全員とろとろしている。笑

だいたい誰かがくっついただ離れただ、
医者の悪ぐちだなんだ
スタッフのあれが悪いなど、
ろくでもない話を無限にしていた。笑

ぼちぼち帰ろか〜

となると
「私用事あるんで。」
と大抵私は最寄りから電車1本で行ける百貨店に向かう


私の悪い癖


これがケチでしつこい私の悪い癖だ。
せっかく休みなんだからと、まだ詰め込むのだ。

眠い。
でもゲンキ。
でも疲れた。
座る場所無い。
うーん、ちょっと甘いの。

と吸い込まれるようにスタバへ。
なんとかフラペチーノでカフェインを摂取したら
なんだか空元気が復活してきた。
うおお〜なんかほしいもの探しにいこー!
といき揚々と
服屋さんへ向かう

私は良いカモです。


なぜかどの店でもめちゃくちゃ店員さんに話かけられる
とろいせいかしら。

試着がすごーーく面倒に感じるが
お姉さんに誘導されるまま試着室へ。
眠い、眠いよ〜と思いながら
流れるようにレジへ。

いつから値段を見なくなったのだろう。
いや、正確には見てはいるけど、それがどういうことなのか考えていない。
タンクトップに4,000円を支払うことが、妥当かどうかを思考する力がない。

毎月服にいくら使うのか?
今月いくら使ったのか?
そんなことは考えない。
服買って家賃支払ってもちょっと残ればよくやった!
くらいのどんぶり勘定である。

ああ、、あのぶん貯金しておけば今頃どんだけ溜まってたことか。笑


臨界点


そろそろこのくらいから
浮遊している。に近い状態になる。
ふわふわ〜ふわふわ〜としながら
紙袋を持って自宅への電車に乗る。
えらいもんで、ちゃんと最寄りに着く。

ああ〜歩くの面倒やな。
タクシーワンメーターか。
ええか。
とこれまた徒歩10分の距離をタクる。

なんとか気力で自宅までの階段を登り、
とりあえず
無印の人をだめにするソファでだめになる。
ここでスマホを取り出す。

ああ〜着信や。

「お疲れ〜」と始まれば
トイレの間以外はずっと電話を繋ぎっぱなしである。
向こうも看護師で同じようなコンディションだったりすると
本当に無限電話になる。
またしても内容はほとんど無い。笑
というか覚えてない。

その上全く見ていないテレビまでつけっぱなして
もう全てが面倒になっているが
お腹は空くので、買っておいたカップラーメンを啜るか出前をとる。


そして一体いつ風呂に入るの?と自分に言いながら
そのままスマホを握り締めて、ソファでだめになる。

翌朝ソファから這い出して、シャワーを浴びる。


夜勤明けにすぐにシャワー浴びて
眠る人に私はあまりあったことがない。笑
それができたら苦労しない。

私の周りだけかしら?


以上
私はこう言う夜勤明けを過ごしていましたよ。
と言う看護師の記録でした。笑







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