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漁船で初めてのサメ探し

水温が高くなるこの時期は、駿河湾でサメの目撃情報も多くなります。

野生のサメに会ってみたい。

サメサメ倶楽部の小学生からこんなリクエストがあったので

協力 沼津静浦 第八幸松丸

漁船をチャーターしちゃいました♪


朝5時に沼津静浦漁港に集合し、小学生5人を含むサメサメ倶楽部メンバーで出港です。

台風6号のうねりが入っていましたが、前日よりは揺れは収まったとのこと。

さぁ、みんなでサメを探そう!

生まれて初めて漁船に乗った小学3年生のHちゃん。
風と波を切って力強く進む漁船に感動したそうです。



ふと、水面を見るとたくさんのゴミが。

いや、これは

流れ藻。

よくみるとたくさんの小魚が。流れ藻はお魚たちの隠れ家になっているのです。


どんなお魚がいるのかな???

小学生メンバーは流れ藻につく魚類相に興味津々。


船長まっちゃんにお願いして、潮目に船を寄せてもらい、流れ藻をたも網ですくってみました。

すると

色とりどりのお魚が!
ハナオコゼ、ハリセンボン、イスズミ、オヤビッチャ、イシダイ、ソウシハギ、マツダイ、カワハギ、ニジギンポ、アミモンガラ、カンパチ、ダツ、ナンヨウツバメウオ、トビウオの仲間、シチセンスズメダイ、スイ、ヒメアイゴ、ヨウジウオ、ビゼンクラゲを確認できました。


海水の色が濃くなっているところから黒潮だと、船長まっちゃんが解説してくれました。南方のお魚も採集できました。

幼魚観察に没頭中。


今回の目的はサメと会うこと。
みんなが下を向く中、スタッフはサメ探し。

ときおり鯨類のブローを確認。
種類は特定できず。


シイラが通ったり、トビウオが飛んだり、鳥山を発見したり。

トビウオが本当に飛ぶところを目の当たりにして感動する小学3年生のMちゃん。
彼女は鳥山を観ながら、水中で繰り広げられているであろう食物連鎖を想像していました。


漁船がいきなり舵を切りました。

これは船長が生き物を発見した証。

漁船はぐんぐん進みます。

そこにいたのは

茶色い背中のイトマキエイの仲間!!!


今回はサメには会うことが叶いませんでしたが、同じ板鰓類と遭遇できて感無量です。

逃げる気配もなかったので、じっくり観察、撮影することができました!

船酔いもしてしまったメンバーもいましたが、みんな頑張って生き物観察できました。

本当はこのサメを観察したかった。過去の動画をポストします。


下船後は幼魚水族館で、観察した魚の復習会を。

お土産に、イヌザメ幼魚をゲット!
小林登さんの陶芸作品です。

皆様、本当にお疲れ様でした!


今回、ご協力いただいた漁船 幸松丸。沼津で人気の遊漁船です。

よろシャーク

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