【AX】出会ったパートナー候補と本当に進めていいか?で迷った時の判断基準とは?
DXならぬAX アライアンス トランスフォーメーションを推進しよう。
シェアXの中川です。
最近、アライアンス推進をご支援するにあたって、どうしてもこのポイント
「このパートナーと本当に進めちゃっていいのだろうか?」問題
についてふと、気になったので、書籍(PARTNERSHIPS FOR PROFIT)にはなんて書いてあるんだろう?と改めて読み返して見ました。
【基準】
・シナジーの強み
・相互間の融和性
・全力投球
【尺度】
・市場からの要請
・PARTNERを受け入れる信頼性、理解
・必要な努力
書籍(PARTNERSHIPS FOR PROFIT-アライアンス戦略)より
なるほど、端的に表現されてますね!
これで、「アライアンスチェックシート」をつくります(後日公開)
ところで、この中で、とても気になったワードが「全力投球」です。
甲子園のキャッチフレーズみたいな感じになるのですが、これ、めちゃくちゃ納得感ないですか?いや、高校野球もお互いが全力投球するからこそ、見ている多くの人が感動し、甲子園という舞台を用意できる環境をつくりだしてるとも言えますね。
アライアンスは、そもそも、目的の完全なる互換性なんて、絶対にありえませんし、価値観も文化も違う組織がパートナーになるのですから、「全力投球」できるのか?が大前提です。
例えば、話し合いを進めてる中で、
「あれ?相手さん、乗り気じゃないのかな?」
「レスポンス遅いな」「話が進まないな」 なんて感じた場合、
「この機会、ここまで進んでるし、進めないと今までの話が無駄になる」
など勝手に結論づけて見て見ぬ振り?をして進めてることってありませんか?(アライアンスに限らず!)
私は過去にこの違和感を振り切るかのように事業やPJを推進して、結果的に何度もぽしゃったことがあり、振り返ってみると、
「最初のほうに感じた小さな違和感や不安」を見て見ぬ振りしてました。
この違和感、というか、不安、不満って、結構、その後の結果や進捗に出てきます。つまり上手く行かない可能性があるということです。
いわゆる「第六感」と言われるものかもしれません。
第六感(だいろっかん、sixth sense)とは、基本的に、五感以外のもので五感を超えるものを指しており[1]、理屈では説明しがたい、鋭くものごとの本質をつかむ心の働きのこと[2]。一般にはヒトの視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感以外の感知能力をいう[3]。ヒト以外の動物にみられる視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感以外の感知能力(微弱な電場などの感知能力)を表現することもある[4]。 -wikipediaより抜粋
アライアンスは、相手に物を売る、商取引ではなく、相手と新しい市場や製品、価値をつくりだすものです。よって、お互いが「全力投球できるか」が前提ないと、バランスは崩れ、結果的に結果につながるまでに至らない可能性が高いということになります。
アライアンスを進める前に、先方に
「弊社は本提携に全力投球します。御社も全力投球していただけますか?それが可能ですか?」
と聞いてみるのもいいですね。難しそうなら、お互いの目的や利益を見直し、推進する前に、お互いが全力投球できる内容になるよう、見直したほうがいいのかもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?