株式会社mazel代表取締役_一般社団法人シェアリングエコノミー協会事務局長_株式会社ガイアックスブランド推進室佐別当隆志さん5

公共→企業→個人の時代へ /佐別当隆志

みなさん、こんにちは。シェアリングエコノミー協会では常任理事をさせて頂いている佐別当(さべっとう)です。2016年1月に協会を設立し、3年間事務局長として日本でのシェアリングエコノミーの普及促進にフルコミットして参りました。


今年、私自身の業界団体としての活動だけでは力不足を実感し、よりシェア社会を創るため、起業家として事業を行おうとADDressというサービスを立ち上げました。日本の人口減少が進む地域でシェアリングエコノミーの普及促進を、空き家対策と関係人口の創出、地方と都市の人口のシェアリングをテーマに、月4万円で全国住み放題というシェアサービスを広げるために取り組んでいます。

公共から企業の時代へ

戦後日本の快進撃は世界中が注目し、日本は経済大国として物質的には豊かな国になりました。戦後の焼野原から、数々の日本を世界を代表する起業家、大企業が生まれ、人口も急増し、間違いなく企業が日本を支えていました。

政府や自治体も道路整備や飛行機や新幹線などを整え、安心安全の高い法令を次々と制定。急成長する企業と公民連携した業界団体も、終身雇用や新卒一括採用など、他国では見られない集団主義、護送船団方式で地方も都心も日本全体の所得も倍増し、豊かになっていきました。

それがいつしか、仕事のための仕事になり、お金に操られるようになり、ルールは守るために存在し、その目的で意義、何を大切にするべきなのか、何十年も経ってくるとその本質が見えなくなっているように思います。

インターネットが民主化を進めた

以前中国人に、『日本は中国より社会主義が進んでいるのではないか?』と冗談で言われたことがあります。その時に感覚的に理解できず、日本の方が自由だし、土地も持てるし、無茶なことを政府はしないし、何を言ってるのだろうかと思いました。けれども、最近欧米はもちろん、アジアや南米も含めてシェアリングエコノミーは日本より普及しています。日本を見ると、企業や就職活動や学校や都会の公園などを見ているとルールに縛られた操り人形のように、新しいことができず、人と違うことを嫌い、チャレンジャーの足を引っ張り、結果みんな一緒に沈んでいる船に縛りあって乗ってるように見えます。

平成に入ってバブルは崩壊し、一方でインターネットが普及しました。世界は日本が得意としたモノづくりから、サービスやコトづくりに付加価値が意向し、テクノロジーが様々なコストを下げて、フラットな社会になりつつあります。

公共や大企業が担ってきたことが、個人レベルで担えるようになってきました。誰でもどこでも情報発信ができ、仕事さえもどこでもできる人が増えてきました。起業までしなくても、民泊やライドシェアやクラウドソーシングなどテクノロジーやプラットフォームを活用して、活躍する個人が世界中で急増しています。

個人が主役の経済団体を一緒に創りませんか?

いくら公共や企業の役割が減ってもなくなることはありません。むしろ相互に連携する社会が求められています。NTTや日本郵便や様々な公共事業が民営化されていったように、時代によって、公共の役割、企業の役割は変わってきました。

21世紀は個人が中心になる時代になるのは間違いありません。改めてその役割を見直し、整理する時代に入ってきているんじゃないかと思います。

大企業の団体として経団連があるように、大企業の社長の団体として同友会があるように、企業で働く労働者の団体として連合があります。シェアリングエコノミー協会も業界団体として、シェアプラットフォーマーを中心としたシェア会員・準シェア会員と、連携する大企業を中心とした賛助会員で構成されています。その数はまもなく300社を越えますが、まだまだ影響力は小さいです。入会希望企業はぜひ下記ご参照ください。

私たちは、シェアサービスに関わる個人のための会員制度「SHARING NEIGHBORS(シェアリングネイバーズ)」を立ち上げました。今後数年かけて数十万規模の、個人が主役の経済団体へ発展させるべく注力しています。すでに1000人弱の方に登録して頂いていますが、もっとみなさんの参加が必要です。

クラウドソーシングやクラウドファンディング、民泊などシェアサービスのホストをされている方も、利用されている方も、これから学んでシェアワーカーになろうとする人たちも、ぜひ、参画ください。share!share!share!でも様々なシェアサービスやそこで活躍個人のインタビューが掲載されています。ぜひ覗いてみてください。

私たちは団体として、ネットワーキングや保険、勉強会の機会や情報を提供します。そして数は力。みなさんとともに法改正から社会保障や経済政策まで、個人が主役の経済社会目指して、より一層取り組みを強化して参ります。ぜひ、その社会を創る仲間になっていただけると嬉しいです。

↓SHARING NEIGHBORSの無料の会員登録はこちら(2分完了)↓
https://sharing-neighbors.com/


  #シェアライフ #個の時代 #所有から利用へ

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