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「好きなのかが分からない」依存と自立で考える恋愛感情

こんにちは、Kizukiです。

たまたまインターネットの動画をしてみたら、「好きという気持ちを説明できるようになったら『好き』ではないと思う」という言葉を耳にしました。

恋愛感情は時に一方通行になりがちですが、恋愛を恋愛と捉えずに自然と惹かれ合って結婚するカップルを何度か見てきました。

「好き」
「愛している」
「あの人がしかいない」
「いつも一緒にいる」

しかし相手にしか分からない感情を説明されても、なかなかピンとこないのが恋愛の難しさとも言えます。

誰かからサプライズで告白されて嬉しさを感じても、実際に交際することに対して躊躇した経験がある方もいるのではないでしょうか。

過去に味わった経験では、「依存」と「自立」という言葉である程度説明できる部分があるのではないかと思いますので、記事を書いてみたいと思います。

1.片思いから依存関係に陥る

片思いから相思相愛に発展し、結婚した友人を何人か見てきました。

一方で恋愛が成就せず、残念ながらそのままフェードアウトした事例も見てきました。

フェードアウトしたケースのほとんどで特徴的だったのは、男女どちらかが相手に大きく依存していたことです。

たとえば大学時代に年上の女性から好意を持たれ、一緒に会う機会が増えていっても、下記の理由で一緒に過ごすのが少しずつ苦しくなったケースがありました(幸いストーカーではありませんでした)

・「会いたい」というメールや着信が頻繁にくる
・電話の通話時間は軽く2時間を超える
・他の友人と過ごす時間が減る
・勉強が思うように進まずフラストレーションになる

レストランやカフェでご一緒したり、ドライブデートに出かけた時もありました。

こんな自分にでも好意を持って下さったのは嬉しかったですし、実際にデートしていた時は楽しかったです。

しかし一度でも「今日も会わなければいけない」と感じてしまうと、次第にデートが一種の義務感のように感じてしまい、気持ち的に疲れていってしまいました。

おそらく相手の方は「自分の気持ちを受け止めてくれるだろう」「時間を作ってくれるだろう」「会ってくれるだろう」という期待感を抱いていたのでしょう。

「相手はこれだけのメールや電話を受けても大丈夫だろう」という期待には、一種の依存が潜んでいたと思います。

勉強に支障が出てきてフラストレーションが溜まっていたということもあり、ご本人に直接この気持ちを伝えると会うことはなくなりましたが、当時を振り返ると一方的な関係を経験していました。

逆に男性が「今バイトが辛い…」などのメールを女性に送って依存するケースの話も何度か友人から聞いてきました。

男性が女性にしつこく甘えると基本的にうざがられるので、分かりやすい形で関係が終わります(友人ははっきりする人だったので「もう無理」と伝えたそうですが、ほとんどはLINEの既読スルーや返事がこない形で無視されるのではないでしょうか)

2.友達以上恋人未満・夫婦という自立した関係

結婚した友人は基本的にしっかりしている人がほとんどで、夫婦のどちらかが相手にベタベタ依存することはありません。

仕事をしながら家事・育児をこなしていくと苦労の連続なので、持ちつ持たれつという形で支え合っているという印象です。

お互い自分に余裕を作りながら相手のことを気にかけているからこそ、「自立」している関係を保てているのではないかと思います。

私の場合、距離感をある程度保つ「友達以上恋人未満」の関係だと、上手に信頼関係を育んで付き合いを続けられました。

友達以上恋人未満は恋愛関係ではないので、お互いのスペースや時間を尊重するとともに、一種の自立した関係になっていたことも要因なのではないかと思います。

友達以上恋人未満だと基本的に何でも話す関係ですし、時には悩み相談をする時もありますが、依存関係になるほどベタベタはしません。

自分の経験では「あまりしつこく連絡すると相手に迷惑になる」という遠慮の心理がどうしても働くので、二人で会う時に小出しで少しずつ話すか、男性側が聞き手に回ってそのまま終わることがほとんどでした。

恋愛感情の「好き」とは区別されますが、友達以上恋人未満の場合は「相手を心から信頼している」という戦友のような関係に発展します。

相手の心情を害しないように長時間付き合い続けると、仕事やプライベートなどで思っていたよりも多くの時間を共有し、「この人は大丈夫なんだな」という安心感が二人の間に育まれるからです。

友達以上恋人未満の関係を「好き」と言っていいのかは未だに定かではありません。

女友達のことを毎日思い出しますし、彼女と一緒に過ごす時間はとにかく「楽しい」の一言です。

しかし一定の距離感が保たれているので、「恋愛」と呼べる気持ちを持っているのかと言われれば、そうでもありません。

友達以上恋人未満独特の適度な距離感がお互いの自立した関係につながっているからこそ、今の良好な関係が成り立っています。

「友達以上恋人未満」の信頼関係がはっきりと「恋愛関係」に変わる瞬間を感じた時は、また何か記事にしてみたいと思っています。

まとめ:人間関係の中身を分解する

「依存」と「自立」というテーマで人間関係について考えてみましたがいかがだったでしょうか。

記事でご紹介したのはあくまでも一部なので、これが全てではありません。

「依存」と「自立」以外のキーワードで説明できるエピソードもあるでしょうし、今後の人間関係や付き合いを考える上では、関係の中身を分解して考えていく工夫が重要です。

友達以上恋人未満の友達と共有したエピソードについて興味がある方は、下記記事をご覧ください。


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