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私がBBQ研究家になるまで その1『人と話すのが苦手だった』

みなさん、こんにちは。BBQ研究家の岩井です。

自己紹介も兼ねて、私が「そもそも、何でBBQについて研究するようになったのか?」を書いていきたいと思います。

それを説明するためには、先ず私がどういう人間なのか?を説明する必要があります。
そのため、幼少期まで遡って順に振り返りたいと思います。
そのくらい自分とBBQは繋がりが深いものです。

ちょっと変わった少年

小学生までの私は虫取りとLEGOブロックという一人遊び中心の子どもでした。
中学生の頃は、運動も勉強も苦手で夏休みには毎年補講に呼ばれていました。
将来ダチョウの牧場をやりたくて、農業高校に進学するのですが、そこで人とのコミュニケーションが苦手だということに気付きます。
ちゃんと会話ができなかったり、不用意な発言で相手を傷つけてしまったり。。。

ダチョウの牧場がやりたかった中学生

本が読めない私に対して、父が動物関連の新聞の切り抜きをしてくれていました。そのうちの一枚にこんな記事が、、、
「ダチョウは、低脂肪、低コレステロール、高タンパクでお肉の生産能力が高く日本の食料自給率を上げるため家畜化が始まった…」
と書いてあり、どうせならまだやってる人が少ないほうがいい!と。

また、小学生の頃からペットとして鶏を飼っていたのだけど、ダチョウは鶏よりも目が可愛い!それに世界最大の鳥類を飼ってみたい!と思ったわけです。

ビリから成績トップの高校生

農業高校は、実験や実習中心で動物の観察や計測が多く、コミュニケーションや言語が苦手な自分にぴったりで、成績はいきなりトップになります。

動物達と長い時間を過ごし、観察と計測を行なっていると、言葉が通じない彼らでも何を欲しているかがわかるようになります。
特に哺乳類(乳牛など)は、みんな性格があって、ずる賢い子、臆病な子、人懐こい子など性格が行動に現れやすく、性格が分かるとで、こちらも先回りができるようになる。
例えば、首と舌を伸ばしてお隣の餌箱の餌から食べようとする子には、届くところに餌を置かない。とか
後ろから近づくと足を蹴りあげたり搾乳を嫌がる子は、顔を見て声を掛けながら触れるようにする。とか

人が苦手で、動物が好きで、学校の帰りにはペットショップや熱帯魚屋さんに寄って、何時間も魚や動物を眺めてから帰宅していました。
自宅に帰ると、自室で飼育している熱帯魚を何時間も眺め、カメやトカゲに餌を与えて体重や体側を計っていました。

ここまで書いただけでも一般的な高校生とはかなりかけ離れた、地味でネクラな子だなぁ〜という印象だとおもいます。

まさかの大学進学

私はそんな高校生活を結構気に入っていて楽しかったのですが、あっという間に3年が過ぎ、進路指導のタイミングで先生から思わぬ提案をされます。

大学進学しないか?と。。

確かに成績は常にトップクラスだったけど、それはただ面白かったし、学習形態が自分に合っていただけで、進学したくて頑張ってたわけじゃなかった。
ただ、就職するイメージもないし、すぐにやりたいことがあるわけでもない。
高校ではダチョウの勉強できなかったし、という理由で東京農大農学部畜産学科(現:動物科学科)に推薦入試で進学することに。

人生の転機となる気付き

ここで、人生の転機を迎えることになりす。
18歳になっても相変わらず人とのコミュニケーションは苦手だったけど、キャンパスライフは楽しかった。
農大農学部は各地方の農家の跡取りが多く、私と同様に地味でコミュニケーションが苦手なタイプが大勢いました。
また、キャンパスは厚木の農場に新設されたばかりで、通っているのは農学科と畜産学科の1年生のみ。サークルも部活もイベントも何も無く、授業が終わると学食も閉まってしまうほどで、サークル、委員会や学園祭も自分たちで作り、飲み会も同級生とだけでした。

そんな環境で人と関わらざるおえない状況だったこともあり、入学してさほど時間も経たない頃に大きな発見をします。
何か特別な出来事があったわけではなく、突然…

「あっ、人間も動物だ!」

動物と同じように観察すれば、コミュニケーションしやすくなる!と。
それからの関心は、動物から人間にシフトし人と積極的に関わるようになっていきます。
とはいえ、人間の個性や欲求は複雑で、人とのコミュニケーションに対する苦手意識が拭えたわけではなく…

続きは「その2〜」へ

随分と長くなってしまいました。
続きは「私がBBQ研究家になるまで その2『残念な人生をBBQが救う』」に綴っていきたいとおもいます。

「その1〜」では、コミュニケーションが苦手で人よりも動物と意思疎通している10代までのお話しでした。
「その2〜」では、コミュニケーションの補助ツールとしてBBQを活用しはじめる20代のお話です。


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